英会話上達のコツ

2016/03/28
豚と豚肉の英語表現

今から25年以上前に「命の授業900日」というテレビが流行りました。小学生の教室で子豚を飼って、最期に食肉加工されることで、命とは何かを考えよう!という内容だったと思います。内容の是非はここでは置いておいて、今回は言葉としての「豚」と「豚肉」について見てみましょう!

 

日本語で、生き物の「豚」「牛」「鶏」は加工されると

 

・豚 の 肉 = 豚肉

・牛 の 肉 = 牛肉

・鶏 の 肉 = 鶏肉

 

のように「肉」を付けて食品化させています。

 

 

しかし英語では、「生き物」と「食べ物」の名称は区別する!という傾向が強いように感じます。

 

 

英語では

 

・ pig(豚)  → pork (豚肉)

・ ox (雄牛) → beef (牛肉)

・ cow(雌牛) → beef (牛肉)  

・ sheep(羊) →  mutton(羊肉)

 

 と、結構な変わりようです。

 

 

動物が食肉加工され、製品化された時点で新しい名前がつく。それは「生き物」ではなく「食べ物」だ!という感じかもしれません。(真偽はわかりません)

 

但しニワトリは hen ともいいいますが、生き物でも食肉でも chicken が使えます。

 

豚にはさらに hog という表現があります。これは食肉用の去勢した雄豚を意味します。去勢した雄豚の表現があるなら、当然去勢していない雄豚の表現もあり、これは boar といいます。ちなみに雌豚は sow です。

 

Mosquito-Repellent Incense

Mosquito-Repellent Incense / mrhayata

 

このように英語では、用途や状態の違いで異なる名詞が多いようです。他に思い当たるのは

 

・ 木(樹木) → tree

・ 木(材木) → wood

・ 木(資材) → timber

 

 とかも。他にも色々ありそうですね!こんな例は?なんてのがありましたら、是非メールください!

 

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