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- 英文法の必要性
このメルマガでは、あまり文法に触れたことはありませんが、チョット気になるところがあって、今回は少しだけ触れてみようかなと思います。
とあるお客さんから、
「どうしても聴き取れない音があるのですが、何と言っているのでしょうか?皆さん聴き取れているのでしょうか?」
というご質問を頂きました。
英語音声を聴いている際、ネイティヴの発音が早すぎて(本来の標準の早さなのですが)聴き取れない、と言うご質問です。もちろん英語を聴き取るにはある程度の練習(による慣れ)が不可欠ですので、一度や二度集中して英語を聴いたところで、そう簡単に全てを聴き取れるはずがありません。
繰り返し繰り返し、少しずつ英語の音やリズム、イントネーションに慣れていくにつれ、徐々に聴き取りが出来るようになるのはご存知の通りです。もちろんこれが基本ですが、一つ補足するならば
聴き取りには多少の文法知識も必要
ということも言えます。例えば
I'll see you tomorrow.
という英文があった場合、この I の次が聴き取れないというケース。特にバリバリのネイティヴ発音ならば、助動詞は強く読みませんので、強く発音されるIとseeの間に、何やら変な音がある?と聞こえて当然のことだと思います。
前記したとおり、もちろん聴き取りに慣れてくれば、このくらいの音ならすぐに聴き取れるようになると思いますが、もしここで文法の知識があれば主語と動詞に挟まれた音なので、多分助動詞だろう、とすぐに想像が出来るはずです。Iに続く助動詞ならばおそらく、will should can must may ought …このあたりかなと、すぐにわかりますし、tomorrowが聞こえた時点でwillだと容易に想像がつきます。
例文があまりにもカンタン過ぎましたが、文法の知識が多少なりともあれば、聴き取りにくかった音を文法知識が補ってくれることがよくあるのです。
You don't need to swim in order to scuba dive.
このような文章をネイティヴがナチュラルスピードで話した場合、前置詞のto や inなどは、弱く発音され、また他の音と結びつき変化して聞こえますので、「えっ…なんて言ったの?」となりがちです。もちろんここで in order to~という使い方の文法知識があれば、比較的強く発音される order を聴き取ることが出来れば、あとは文法知識で前置詞も聴き取る(想像する)ことができるはずです。
このように、聴き取りにもある程度の文法力も必要なんですね。
あたり前のことですが、実は「コミュニケーション英語には文法が不要」というご意見も頂いたので、モモスケなりの考えを書いてみた次第です。「学問的に文法を探求する」必要はないと思いますが、英語を使いこなすには、当然文法の知識も必要だと思います。
皆さまいかがでしょうか?
ところでI'll で思い出しましたが、この種の短縮形をチョットおさらいしておきましょう♪
以下の短縮形はどんなスペルでしたっけ?皆さん覚えていますか?
・ you are
・ he has
・ you had
・ they had
・ I shall
・ I would
・ I should
・ she would
・ they shall
・ he was