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- 英語圏では通じない英語
さて前回「勘違い英語」についてお話しさせて頂きましが、今回はその2回目です。
■私のボール?あなたのボール?
これはアメリカ人の友人から聞いた話です。
彼はボウリングが大好き!初めて英語教師として来日した時も、暇さえあれば近くのボウリング場に通っていました。すぐにボーリング場の支配人と顔見知りになり、ある日支配人からボーリングの玉をひとつプレゼントしてもらいました!彼は大感激し、それ以来ボーリングをやる度、当然のようにその玉を持参するようになったそうです。そんなある日、いつも通り自分のボールを取り出していると、見知らぬ子供が彼を指差し、
「僕のボール!僕のボールだ!」
と騒ぎはじめたそうです。
あらぬ窃盗の疑いをかけられ、パニックに陥り、ボールを小脇に抱え、走って逃げ出す我が友人。「ボールを盗られる」と思ったそうです。
日本では自分専用の靴やボールを「マイボール」とか「マイシューズ」とか呼びますよね。ボールを持参する外国人が珍しかったのでしょう。その子は日本語で「マイボール!マイボール持ってる!」と叫んでいたのですが、彼は当然「僕のボール!僕のボール!」と泥棒扱いされていると思ったわけです。彼はそれ以来「マイボール」を持ち歩かなくなった…かどうかは定かではありませんが、さぞかし驚いたことでしょう。
■実は英語ではなかった…系
・アルバイト
・アンケート
・ホッチキス
・マンション
日常的によく使うカタカナ語ですが、実はこれ全部、英語圏では通じません。
アルバイトはドイツ語の【albeit】から生まれたカタカナ語ですから、英語でアルバイトにあたる単語は【part time job】になります。アンケートは実はフランス語!英語では 【questionnaire】です。
ちょっと面白いのがホッチキス。ホッチキスは英語で【stapler】です。ではホッチキスという言葉はどこから来たかというと、これ元々人の名前なんだそうです。アメリカ人のホッチキスさんという人が造ったホッチキスという会社が、昔ホッチキスを製造していた(凄い文章ですね…)ことから、日本でこう呼ばれるようになったそうです。
マンション=【mansion】は英語ですが、「大邸宅」という意味です。ボール泥棒扱いされた友人は、「多くの日本人がマンションに住んでる」と聞き、やはり驚いたそうです。
このように、カタカナ語は「勘違い英語」の宝庫!?です。他にも数え切れないくらい沢山あります。
・プラスドライバー
・ハンドル
・イメージダウン
・アベック(ちょっと死語)
・ポケベル
・アンバランス…などなど
皆さんもこれらを英語で何と言うのか?ちょっと調べてみるのも、なかなか面白いですよ!このようにカタカナと英語は「似て非なり」であることが多いです。皆さんもアルバイトでホッチキスについてのアンケートを外国人にお願いして、イメージダウンにならないように気をつけましょう!(何のこっちゃ)