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- 英語を学ぶモチベーション
今回はちょっと根本的な問題、「英語を学ぶモチベーション」についてお話したいと思います。
いきなりですが、モモスケは書店の「英語関連」の一角には決して立ち寄りません。
なぜか?あまりに本が多すぎて、酔ってしまうからです。 ( ̄□ ̄;)
TOEIC、TOEFL、に英検、受験英語にビジネス英語、そして何百、何千?もの英会話テキスト…。ものすごい数の人たちが、様々な理由で英語を学ぼうとしてるんだなあ…と昔しみじみ思ったものです。
「英語っていっても、幅広いからね。ビジネスで英語を活かしたいなら、現場での経験が欠かせないし、シェークスピアを原文で読みたいなら、古典英語も学ばなきゃいけないし、要は英語であなたが何をしたいかだよね!」よく「英語を話せるようになりたい。どうやって勉強すればいいか」と相談を受けた人がこのように答えるのを耳にします。これは物凄く正しい正論です。
そして
物凄く不親切だ
とモモスケ思います。
「英語っていうのは所詮ツールだから…」としたり顔で言う人もいます。けれどこれも、英語を「ビジネスの道具」としてしか捉えない世界の話です。普通に「英語ができるようになりたいんです」と言われれば、ああ、外国人の友人と話ができて、海外旅行に行っても、ガイド無しでも不自由なく楽しめるようになりたいんだな…ってのは何となくわかるはずです。少なくとも、モモスケはわかります。
なのにやたら難しい顔をして、「アカデミックな学問としての英語」もしくは「キャリアの道具としての英語」についてしか語らない人が多いのは、残念なことです。皆が皆、最初から具体的なゴールを見据えているわけではありませんし、専門的な英語を極めようと思っているわけでもありません。
・好きな映画を字幕なしで理解できるようになって、もっと感動したい!
・駅で外国の人に道を訊かれて、答えられなかったから勉強しようと思った!
・外国人の恋人が欲しい!
どんなきっかけでも、英語できるようになりたい!と思う気持ちが本物ならそれでいいとモモスケ思います。
それに実はモモスケ、「語学を学ぶ動機というのは、不純なら不純なほどいい」とすら思っています。立派な大義というのは、挫折し安いものです。なぜなら、それはしばしば「本当に自分が、それをしたいかどうか」という一番大切な問いかけが、立派な旗の裏側に隠されていることが多いからです。新しい語学を身につけるというのは、新しいカラオケナンバーを一曲増やす、とか逆上がりをおぼえる、とかよりは大変ですし、時間もかかります。その時に問われるのは「本当に自分はこれが好きで、やっていて楽しいか」ということだと思います。
長期留学していた友人から聞いたのですが、いわゆる「ヒップホップ好き」が興じて留学する若い日本人には、大学留学している人より英語が上手い人も少なくなく、ネイティブ?と勘違いするくらいレベルの高い人もいるそうです。
なぜかわかりますよね?
彼らはヒップホップという「英語で歌われる音楽」が純粋に大好きなのです。だから重箱の隅をつつくような文法なんか知ったこっちゃないし、大好きなレコードやミュージシャンの話題で、ネイティブと勝手に盛り上がり勝手にグングン上達していくのです。
日本の英語教育がだめだと言われる原因は、「外国の友達ともっとコミュニケーションできて、色々語り合いたい!」という素直な気持ちから始める「英語」が、いつの間にか机に齧りついて動詞活用表と睨み合うという「お勉強」にすりかえられてしまうからです。
おっとっと・・・スミマセン。話がそれてしまいました。
最近は「英語とキャリア」が抱き合わせセットのように語られます。もちろんモモスケも、皆さんが英語をキャリアにどんどん活かしていくことを願っています。けれど、モモスケがやはりまず伝えたいのは
英語を楽しんでください
ということです。
英語を楽しんでいれば、絶対上達するし、結果としてキャリアにもなります。眉間に皺を寄せて英語について語るような人を、モモスケはあまり信用していません。「学問としての英語」との出会いは、苦虫のような表情なくして語れない辛い邂逅ものなのかもしれませんが、少なくともモモスケが体験した(そして皆さんの)英語との出会いは、もっと楽しいものだからです。
「そうだ、英語やろう!」と思った時の素直な気持ち、これを決して忘れず、
「まず英語を楽しもう」ともう一度声を大にしてお伝えしなければ!
とモモスケはここ数日勝手に熱い使命を感じていたので、今回は「英語をやる理由」=モチベーションについてお話しました。
次回は今回お話する予定だった、ちょっとした英語勉強法をお伝えします!ご期待ください。