英語を話す100のヒント

電子辞書で単語力アップ

最近は高機能の電子辞書が、低価格でたくさん販売されています。これを活用するのも、単語力をアップする上手な方法です。

 

 

電子辞書があれば、スペリングがあいまいでも、目的の単語を探し出すことができます。いちいち単語を調べる煩わしさから解放されるのは、大きな魅力です。発音記号が苦手という人には、実際に発音してくれる辞書も登場しています。単語のみならず、簡単な会話まで発音してくれる辞書もあります。しかも、小型で軽量ですからどこへでも持ち運べます。

 

 

 

また、ほとんどの機種にメモリー機能がついているので、自分の引いた単語が何だったかを再び呼び出すことができます。紙の辞書の場合、よく調べた単語に赤線を引いたりしますね。これは一度調べたことを記録するためですが、再びその単語を引かない限りは、一度調べたかどうかわかりません。

 

 

しかし、電子辞書は今日調べた単語、昨日調べた単語がメモリーとして残ります。自分の調べた単語を再度見直すことが簡単にできるのです。電子辞書をいつも持ち歩き、うまく使っていけば、それだけでも英語力は着実に身についていくことと思います。

大城 賢

琉球大学教育学部教授（同附属中学校校長併任）
これまでの主な役職は，中教審初等中等教育分科会外国語専門部会委員，文部科学省「学習指導要領（外国語活動）」作成協力委員，文部科学省「学習指導要領解説（外国語活動編）」作成協力委員，文部科学省研究開発学校企画評価会議委員など。近著に大城賢・直山木綿子編著『小学校学習指導要領の解説と展開　外国語活動編』教育出版　2008，松川禮子・大城賢編著『小学校外国語活動実践マニュアル』旺文社2008など。