- 30日間英語脳育成プログラムTOP ›
- 英話を話す100のヒントTOP ›
- きれいな発音のヒント ›
- 英語の発音【4】日本語にない子音の発音
[l]と[r]の練習法
母音体系と比べれば、英語の子音は日本語の子音と比較的類似するものが多いのですが、中でも、日本人英語学習者がリスニングと発音の両面で不得意とする英語特有の子音があります。日本語の子音との微妙な違いを確認してみましょう。
日本語で「ラリルレロ」とごく自然に発音してみて下さい。舌先が上歯茎からそのやや後方で軽く弾くように接触していませんか。それでは、次に英語の[]と[]の発音練習をしてみましょう。
[]: ① 舌先を上歯茎にしっかりと接触させたままにします。
② 呼気が舌の両側面から流れ出るようにして[]…と長く発音して下さい。
③ はっきりと澄んだ音に聞こえます。
[]: ① 舌先をどこへも接触させずに巻き上げるようにします。
② 「唇の形を丸くしてやや突き出す」ことがポイントです。
③ []と長く発音してみましょう。
いかがでしょうか。
日本語の「ラ行」の子 音は、英語の[]でも[]でもない全く別の音であることがわかります。これが、日本人英語学習者がこの2音の区別に非常に苦労する理由です。
声帯を振動させない無声音[]と振動させる有声音[]の発音方法は、下唇を上の歯に軽く当てて、そのわずかな隙間で摩擦を作ります。まずは[]と、続いてそのまま声帯を振動させて[]と発音してみましょう。心掛けるべき点は、「摩擦をしっかりと作る」ことです。[]を日本語の「フ」の子音で、[]を「ブ」の子音で代用しないよう特に注意しなくてはいけません。
声帯を振動させない無声音[]と振動させる有声音[]の発音方法は、舌先を上下の歯の間に軽く挟み、舌先と上の歯のわずかな隙間で摩擦を作ります。くれぐれも「舌を噛む」のではありません。
まずは[]と、続いてそのまま声帯を振動させて[]と発音してみましょう。やはり「摩擦をしっかりと作る」ことが大切です。[]を「ス」の子音で、[]を「ズ」の子音で代用しないよう特に注意しなくてはいけません。
ちなみに、[]と[]は世界の英語学習者にとっても習得困難なため、地球語としての英語という観点では、将来[]と[]の子音は不要になるかも知れないと指摘する研究者もいる位です。しかし、それはあくまでも結果であって、我々の目指すべき当面の目的ではないと思います。「聞き上手」になって「話し上手」にもなろうではありませんか。
- 英会話上達研究会
- 様々な英会話教材、英会話スクール、書籍・参考書。どの学習法が効果的でどの方法が遠回りなのか、もはや個人の英語学習者には判断ができないほどの学習法が氾濫しています。これを私たちの主要構成メンバーである大学教授・ネイティヴ米講師陣が中心となり、本当に価値のある効果的な学習法のみを見極め、" 真面目な努力家" であるにも関わらず、勉強の方向性を間違えたがために今まで英語で苦労してきた英語学習者の方に、正しい英会話の上達方法の情報提供を行なっています。