英語を話す100のヒント

2014/05/14
英語表現-アメリカの寮生活の実態-2
  • 関東学院大学
  • 法学部
串田美保子教授

「暗黙のルール」を英語で言うと?

大学院生(a graduate student)だった私は、学部学生(an undergraduate student)とは違って授業は主に(mainly)夕方や夜(in the evening or at night)にあったので、午前中は通常は寮のスタディー・ルーム(a study room)や図書館(a library)で勉強していました。

 

 

昼近くになるとランチをとりに寮の食堂にいったん戻り(I usually go back to the dorm dining room to eat lunch around noon)、午後にはまたそのどちらかに(either one)出かけて行って勉強を続ける(start studying again)、という日課でした。

 

アリゾナは日中が暑すぎる(it's too hot during the daytime in Arizona)ので、夕方や夜に授業がある(we had classes in the late evening or at night)のは大変に有難い(★問題-1)ことではありまし
た。

 

 

私たちのような留学生(foreign students)の大学院生は、学生だけをやっ ていました(being only a student)が、現地のアメリカ人大学生たちのほとんど(most American students)は、日中は社会人としての生活をしている(were working full time during the daytime)人が多く、そうでなくても(or else)生計をたてるため(in order to make a living)アルバイト(part-time job)をせざるを得ない(they had to~)人ばかり でしたので、夜の授業というのが一番合理的な時間帯(the most reasonable time zone)で、大学側としてもそれでこそ(it was precisely for this reason that~)学生を集める(draw students)ことができるということだ思います。

 

 

ところで、スタディ・ルームというのは、ただ単なる大きな部屋で机がたくさん並んでいる寮の部屋(it's just a plain big dorm room with lots of tables, desks and chairs.)です。そして、そういう机の周りには、いつでも寝ころべる(★問題-2)ようにソファー(a sofa、a couch)などもありました。 その寮に住む学生なら誰でも(anybody lives in the dorm)いつでも(anytime)そこに来て勉強をすることができます(can come down to the room and study)。

 

この部屋の暗黙のルール(★問題-3)は、「とにかく(in any case、anyhow)静かにすること(be quiet)」。また、図書館とは違って書物などは置いていませんが、何か必要なものがあるときにはいつでも(whenever you need something)自分の寮の部屋にすぐに駈け戻って取ってくることができます(you can go back to your own room and get the thing you needed)し、自分で飲み物やお菓子などを持って来て手元に置いておくことができました(you can bring your own glass or snacks and keep them with you while studying)ので、勉強疲れしたとき(whenever you become tired of studying)にはとても便利でした(★問題-4)。

 

 

★今月の問題★

英語でどのように言うでしょうか?

 

1)  有難い 

2)  いつでも寝ころべる

3)  この部屋の暗黙のルール 

4)  とても便利でした

 

答え: 1) fortunate  2) be able to lie down anytime you want  3) our unspoken rule for this room  4)it was pretty convenient 

<次回に続く!>

串田 美保子
関東学院大学法学部教授
アリゾナ州立大学大学院英語科修士課程終了、MA(英語学修士)。サンダーバード国際経営大学院卒業、MBA(経営学修士)。専門は英語教授法、応用言語学、言語政策。 主に、英語の習得方法と教授方法を研究。現在、関東学院大学法学部教授。国際ロータリー財団奨学生選考委員。
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