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- 英字新聞を読む【12】民主党圧勝-1
英字新聞はタイムリーな英会話教材!
民主党(the Democratic Party of Japan; DPJ)の圧勝(landslide win)に終わった総選挙。投票日翌日8月31日(月)のThe Japan Timesの第一報です。
Historic sea change at polls product of frustrated public
sea changeとはシェークスピアが The Tempest で初めて使ったとされる言葉で、「大転換」を意味します。at (the) pollsは「選挙で」、productは「産物」、frustrated publicは「不満を抱く国民」をそれぞれ表します。
ところで、frustratedには「欲求不満の」とか「挫折した」などの定義が辞書にありますが、「心の中に長くうっ積したどうにもやり場のない怒り」がイメージされます。この閉塞感の打開を求める国民の気持ちが追い風(tail wind)となり、さらに雪だるま効果(snowball effect)を生んだ結果と記事にはあります。
Despite the DPJ’s big win, however, the election’s outcome should not be interpreted as a simple “yes” vote for the DPJ. It is rather a “no” vote for the LDP.
「今回の結果は、民主党への支持票というよりも、自民党への不信任票だ」とは同日の社説です。(LDP: the Liberal Democratic Party「自由民主党」)
We’d like to straightly face the severe results. We will search our souls and … overhaul our policies to gain more support.
「厳しい結果を真正面から受け止めたい。反省し政策を徹底的に見直し、より支持を得られるようにして行く」
これは、敗れた細田自民党幹事長の声明です。search one’s soulとは文字通り「内省する、反省する」の意味。overhaulは「分解修理する、徹底的に見直す」ということで、オバマ政権の医療制度改革のニュースでも頻繁に目や耳にする語です。
細田幹事長の記者会見の写真には、“Facing the music”という面白い表現が使われています。「結果や報いを潔く神妙に受け止める」という意味になるんですね。
後半に続く
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- 様々な英会話教材、英会話スクール、書籍・参考書。どの学習法が効果的でどの方法が遠回りなのか、もはや個人の英語学習者には判断ができないほどの学習法が氾濫しています。これを私たちの主要構成メンバーである大学教授・ネイティヴ米講師陣が中心となり、本当に価値のある効果的な学習法のみを見極め、" 真面目な努力家" であるにも関わらず、勉強の方向性を間違えたがために今まで英語で苦労してきた英語学習者の方に、正しい英会話の上達方法の情報提供を行なっています。