英語を話す100のヒント

2014/08/22
使える英語表現[不況にまつわる英語]
  • 言語学博士
  • 関東学院大学
御園和夫名誉教授

問題 次の空欄に入る英単語は何でしょう?

GMの実質的倒産に象徴されるように、まさに世界的大不況です。海外ならびに国内のメディアから「不況」に関する英語をいくつか拾ってみました。

 

80年近くも自動車業界では世界一を誇っていたGM(General Motors Corporation)のことを:

 

1) the largest automaker   (最大の自動車製造会社)

2) the once-proud auto giant (かつては栄光の巨大自動車会社)

3) iconic American company (アメリカを代表する会社)

 

などのように表現しています。

 

 

 2)はまさにピタリの言い方ですね。まさに「山も動く」時代になりました。GMの経営に対してはメディアでは、当初 bankruptcy(破産)という語を使わずに b-wordなどと言っていましたが、ついに、という次第です。

 

燃料をガブ飲みするような(fuel-guzzling)車ばかりに目が行っていたからだとかの批判はあるようですが、関係者は一生懸命に再建を模索していたのでしょう。残念!ホロリ。

 

 

 

日本の経済も大変です。

そこで次の空所に英語を入れて完成させてみましょう。

 

The weakness of the Japanese economy has come to the (      ).

 日本経済の弱点が表面化してきた。  ※ヒント:fで始まる単語。チョイ難しい。

 

As the global recession deepens, Japan is facing the greatest economic (      ).

 世界不況が深まるにつれて、日本は最も大規模な経済危機に直面している。  ※ヒント:cで始まる単語。高校レベル。

 

 

正解  fore (come to the fore)「目立ってくる;(事が)表面化する」  crisis(危機)

御園 和夫
博士(言語学)
英語音声学、英語学専攻。英国レディング大学にて英語教授法研修、UCLA校客員研究員、クイーンズランド大学大学院博士後期課程修了。関東学院大学名誉教授。日本英語音声学会常任理事、英語面白楽会会長。テレビ・ラジオで活躍し「百万人の英語」や「旺文社大学受験ラジオ講座」など数々の英語番組を担当。著書:『コミュニケーション主体の英語音声学』(和広出版)、『必携 英語発音指導マニュアル』編集主幹(北星堂書店)他多数。
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