- 30日間英語脳育成プログラムTOP ›
- 英話を話す100のヒントTOP ›
- 英語の雑学ヒント ›
- 英字新聞を読む【7】大統領就任演説-2
オバマ大統領就任演説でリスニング練習!
オバマ大統領の就任演説。英語音声をリスニングに活用しましょう!(後編)
●3:音声を聴いて空所を埋めてみましょう。
Starting today, we must ( ) ourselves ( ), ( ) ourselves ( ), and begin again the work of ( )( ).
<解答>
Starting today, we must pick ourselves up, dust ourselves off, and begin again the work of remaking America.
<和訳>
今日この日を機に、私たちは立ち上がり、体についた埃を払い、アメリカの再生という仕事をもう一度始めなくてはならないのです。
<語句・構文>
Starting today(= We start today and…)「私たちは今日始めることによって」(分詞構文)、pick ourselves up「起き上がる」、dust ourselves off「体の埃を払う」、remake「~を作り直す」
<解説>
これは、Swing Time(1936)というHollywoodのミュージカル映画の挿入歌からの引用です。ご興味があればこちらの映像もご覧ください。
●4:音声を聴いて空所を埋めてみましょう。
Our challenges may be ( ). The instruments with which we meet them may be ( ). But those values upon which our success depends-( ) and hard work, ( ) and fair play, tolerance and ( ), loyalty and ( )-these things are ( ). These things are ( ).
<解答>
Our challenges may be new. The instruments with which we meet them may be new. But those values upon which our success depends-honesty and hard work, courage and fair play, tolerance and curiosity, loyalty and patriotism-these things are old. These things are true.
<和訳>
私たちが直面する困難とは、これまで経験にない新しいものかもしれません。それに対処する手段も前例がない新しいものかもしれません。しかし、我々の成否を決する価値観-誠実と勤勉、勇気と公明正大、寛容と好奇心、忠誠心と愛国心-これは古くからある伝統です。そしてそれは真理なのです。
<語句・構文>
instrument「手段、道具」、with which we meet them「それ(困難)に対処するのに使う~」(with whichの先行詞はinstrument、withは「~を使って」を表す)、value「価値観」、upon which our success depends「私たちの成功が頼っている~」(upon whichの先行詞はvalues、depend uponで「~に頼る」を表す)、tolerance「寛容、忍耐」、loyalty「忠誠心」、patriotism「愛国心」
●5:音声を聴いて空所を埋めてみましょう。
( )( )( ) said by our children's children that when we were tested we ( ) to let this ( ) end, that we did not turn back ( ) did we falter; and with eyes ( ) on the ( ) and God's grace upon us, we carried forth that great gift of ( ) and delivered it ( ) to future generations.
<解答>
Let it be said by our children's children that when we were tested we refused to let this journey end, that we did not turn back nor did we falter; and with eyes fixed on the horizon and God's grace upon us, we carried forth that great gift of freedom and delivered it safely to future generations.
<和訳>
我々の子供のさらに子供に語ってもらいたいのは、我々が試練を受けた際、我々はこの旅の終焉を拒み、背を向けることもひるむこともなく、かなた地平線を見据えて神の恵みと共に、あの偉大な自由という贈り物を携え、それを無事に後世に贈り届けたということなのです。
<語句・構文>
Let it be said by~that…「~に…と言ってもらいたい」(itはthat以下の内容を表す形式主語)、test「~を試す」、refuse to do「~するのを拒否する」、let this journey end「この旅を終わりにする」、turn back「背を向ける、逃げる」、nor did we falter「ためらうこともなかった」(前の否定文に続いてnor do Sの形は「Sは~もまたしない」を表す)、with eyes fixed on「~を見つめて」、God’s grace「神の恵み」、carry forth「~を前進させる(= carry forward)」、deliver「~を届ける」
<解説>
『コモンセンス』の著者であり、アメリカ独立戦争を支持したThomas PaineのAmerican Crisisという論文の一節がこの部分の前に引用されています。
"Let it be told to the future world ... that in the depth of winter, when nothing but hope and virtue could survive ... that the city and the country, alarmed at one common danger, came forth to meet [it]."
「後世に語り継いでもらいたい。真冬の最中、希望と美徳以外に生き残ったものはなく、都市も国家も共通の危険を恐れはしたものの、それに立ち向かうべく前進したのであった」クリック
象徴的な表題であるAmerican Crisisからの一節になぞらえた言葉で、オバマ氏は自らの就任演説を結んでいます。
- 英会話上達研究会
- 様々な英会話教材、英会話スクール、書籍・参考書。どの学習法が効果的でどの方法が遠回りなのか、もはや個人の英語学習者には判断ができないほどの学習法が氾濫しています。これを私たちの主要構成メンバーである大学教授・ネイティヴ米講師陣が中心となり、本当に価値のある効果的な学習法のみを見極め、" 真面目な努力家" であるにも関わらず、勉強の方向性を間違えたがために今まで英語で苦労してきた英語学習者の方に、正しい英会話の上達方法の情報提供を行なっています。