英語を話す100のヒント

2014/04/10
英字新聞を読む【4】景気後退-1
英会話上達研究会

「不況」を英語で言うと?

 日本経済に今一体何が起きているというのでしょうか。めぐり巡ってその影響が英語学習にまで及んでくる日本経済の実態とは?今回もThe Japan Timesから迫ってみることにしましょう。

 

●11月18日

 

Japan slides into recession 

The GDP figures show that the economy is in a recessionary phase.

 

◎slide into recession「景気後退に陥る」  GDP (gross domestic product)「国内総生産」、 figure「数値」  a recessionary phase「景気後退局面」

 

 

 

●11月19日

 

The latest recession

Japan’s economy has contracted for two consecutive quarters.

 

◎latest「最近の」、contract「縮小する」、consecutive「連続した」 quarter「四半期、3ヶ月」

 

●12月10日

 

Japan in worse shape than feared 

The economy shrank much faster in the third quarter than the government initially estimated.

 

◎in worse shape than「~よりもさらにひどい状態に」、fear「恐れる」 shrink「縮小する」、initially「当初」、estimate「予測する」

 

 

<和訳と解説>

 

●11月18日

 

訳: 

「日本(経済) 景気後退へ」

GDPによれば、日本経済は景気後退局面に入っている。

 

解説:

2008年第3四半期(7月~9月)のGDP発表を受け、与謝野経済財政政策担当大臣(economic and fiscal policy minister)の公式見解です。「景気後退局面に入った」のではなく、「もうすでにその中にある」という解釈が重要です。

 

●11月19日

 

訳:

「最近の景気後退」

 日本経済は2期連続で縮小している。

 

解説:

GDPは2期連続のマイナス成長(negative growth)を示しました。なお、「経済・景気が縮小する」と言う場合、しばしばcontractやshrinkが登場します。

 

 

 


●12月10日

 

訳:

「日本(経済) 恐れていた以上に重体」

日本経済は、政府の当初予測をはるかに上回る勢いの縮小を第3四半期に示した。

 

解説:

先に発表されたGDPですが、当初は年率0.4%の縮小としていたのを、ここへきてそれを1.8%に大幅下方修正をしました。ここまでの下方修正は極めて異例。

 

後編に続く!

英会話上達研究会
様々な英会話教材、英会話スクール、書籍・参考書。どの学習法が効果的でどの方法が遠回りなのか、もはや個人の英語学習者には判断ができないほどの学習法が氾濫しています。これを私たちの主要構成メンバーである大学教授・ネイティヴ米講師陣が中心となり、本当に価値のある効果的な学習法のみを見極め、" 真面目な努力家" であるにも関わらず、勉強の方向性を間違えたがために今まで英語で苦労してきた英語学習者の方に、正しい英会話の上達方法の情報提供を行なっています。
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