- 30日間英語脳育成プログラムTOP ›
- 英話を話す100のヒントTOP ›
- 英語の雑学ヒント ›
- 英字新聞を読む【2】Beijing五輪
北京五輪で話題になったあの言葉を英語に!
開催前は何かと批判を受けるのがオリンピックですが、始まってみればやっぱりスゴイ。記録もさることながら、こんな国があるんだとか、この選手が暮らす国ってどんな所かなとか、世界は広いなあと思わずにはいられません。
そこで、今回は北京オリンピックをThe Japan Timesの見出しを中心に振り返ってみましょう。それぞれの英文から、あの時の記憶とイメージがよみがえってきますでしょうか?なお、アンダーライン部分は今回注目していただきたい英語表現です。
● China in spotlight as world tunes in
(Page 1, Saturday, August 9, 2008) <語注> in spotlight「脚光を浴びて」
● Tani’s bid for a third straight gold ended with a semifinal loss
(Page 1, Sunday, August 10, 2008) <語注> bid for「~への努力、~を狙うこと」
●Double glory as Kitajima repeats feat
(Page 1, Friday, August 15, 2008) <語注> feat「偉業」
●Uchimura earns silver in all-around
(Page 1, Friday, August 15, 2008) <語注> earn silver「銀メダルを獲得する」
●Bolt became the first sprinter to set three world records in the same Olympics
(Page 1, Sunday, August 24, 2008) <語注> set three world records「3つの世界記録を樹立する」
● “I feel that we have finally seen the fruit of all the hard work of the Japanese runners that came before us. It was like a dream.”
(Page 1, Sunday, August 24, 2008) <語注> the fruit of「~の賜物」
●Japan success inspires softball bid
(Page 24, Sunday, August 24, 2008) <語注> bid「入札」
●U.S. minor leaguers send Japan home from Beijing empty-handed
(Page 24, Sunday, August 24, 2008) <語注> empty-handed「手ぶらで」
●Medal standings: Japan G 9 S 6 B 10 T 25
(Page 1, Monday, August 25, 2008) <語注> medal standings「メダル獲得数」
●After Olympics, China to focus on economy, political stability
(Page 1, Monday, August 25, 2008) <語注> focus on「~に重点を置く、~に焦点を合わせる」、stability「安定」
<解説>
「世界中がテレビで注目し、中国は脚光を浴びた」
これは開会式の模様を伝えたものです。開会式では文字通りスポットライトが飛び交っていました。なお、tune inは「テレビのチャンネルを合わせる」の意味です。ところで、会場となったメインスタジアムはthe Bird’s Nestとあり、通称「鳥の巣」がそのままの形で英訳されています。
「谷、3大会連続金メダルに向けての努力は準決勝でついえた」
しかし、最後の試合では、あのいつもの切れ味あるippon throwが見られました。
「北島、またも偉業達成で二冠に輝く」
北島選手をMedal machineと評し、Kitajima steams to victory in the 200-meter breaststroke final「北島は200メートル平泳ぎ優勝に向けて力強く進んだ」ともありました。ここでのsteamは蒸気船が勢いよく水上を進むイメージです。
「内村、個人総合で銀獲得」
新鋭の内村選手、あん馬(pommel horse)での2度の落下を乗り越えての快挙でした。all-aroundは「総合種目」を表します。
「ボルト、一大会で3つの世界記録樹立はスプリンター初」
10数年に渡って塗りかえられることがなかった不滅の記録をいとも簡単に凌いだと絶賛する記事内容でした。
「日本の先輩ランナー達の努力の賜物だと思っています。夢のようです」
男子400メートルリレーで銅メダル(bronze medal)を獲得した際の末續選手のコメントです。
「直訳:日本の勝利がソフトボールの入札に弾み」
夢が叶ったといえばこの時もそうでした。bidは谷選手の見出しでも使われていましたが、ここでは「入札」を意味しています。つまり、今回でオリンピック競技から除外されるソフトボールを再度「入札」にかけて復活させる目的に日本が見事に貢献したとの内容です。なお、この記事には次のような一文も含まれています。
the sport’s officials pointed to Japan’s victory as proof that their game is globally competitive and deserves to return to the Olympics
「ソフトボール当局は、日本の優勝によって、ソフトボールが世界的競技であり、オリンピックに復活する価値があることを証明したと指摘した」
「アメリカ・マイナーリーグの選手、日本を北京から手ぶらで帰国させた」
夢が打ち砕かれた(DREAMS DASHED: Page 1, Saturday, August 23, 2008)瞬間でした。
「メダル獲得数 日本 金9 銀6 銅10 計25」
かくして、日本のメダル獲得数がこのように紹介されています。
「オリンピック閉幕、中国は経済と政治的安定が焦点」
オリンピック閉幕後、中国には難しい問題が待ち受けているようです。
- 英会話上達研究会
- 様々な英会話教材、英会話スクール、書籍・参考書。どの学習法が効果的でどの方法が遠回りなのか、もはや個人の英語学習者には判断ができないほどの学習法が氾濫しています。これを私たちの主要構成メンバーである大学教授・ネイティヴ米講師陣が中心となり、本当に価値のある効果的な学習法のみを見極め、" 真面目な努力家" であるにも関わらず、勉強の方向性を間違えたがために今まで英語で苦労してきた英語学習者の方に、正しい英会話の上達方法の情報提供を行なっています。