英語を話す100のヒント

2013/07/31
仮定法過去のポイント
  • 言語学博士
  • 関東学院大学
御園和夫名誉教授

英語の仮定法過去

英語を聞いたり読んだりする際、一瞬なんのことだろうなと理解できないことがあります。次の文を見てください。

 

◎ You know, if brains were dynamite, he wouldn't have enough to blow his nose!

 

一種のジョークでしょうね。きっとこの‘he’なる人物はいつも鼻をかむ際に周囲をはばからずに思いっきりやるんでしょう。この文の意味は、

 

◎ いいかい、もしも脳がダイナマイトだとしたら、彼はあんなにはでに鼻をかまないだろうよ。

 

woman-699004_1920

 

というものです。

 

 

確かに脳がダイナマイトだったら、そして鼻を思いっきりかんだら、爆発しちゃうかもしれません。そういえば、西洋人は一見すばらしい淑女だなと思うような人でも、結構はでに人前で鼻をかみます。文化が違うんですかね。えっ?そういうハナしじゃない?こらまた・・・

 

[注]上の文は仮定法過去です。「もし~なら、・・・だろうに」(本当はそうではない)

御園 和夫
博士(言語学)
英語音声学、英語学専攻。英国レディング大学にて英語教授法研修、UCLA校客員研究員、クイーンズランド大学大学院博士後期課程修了。関東学院大学名誉教授。日本英語音声学会常任理事、英語面白楽会会長。テレビ・ラジオで活躍し「百万人の英語」や「旺文社大学受験ラジオ講座」など数々の英語番組を担当。著書:『コミュニケーション主体の英語音声学』(和広出版)、『必携 英語発音指導マニュアル』編集主幹(北星堂書店)他多数。
  • 初級編
  • 中級編
ページトップへ