英語初心者が最初にやること

英会話スクールで講師相手に会話練習をしたとしても、初心者のあなたは講師の英語を聴き取れない状態。なので英会話スクール講師との一方通行の会話には意味がない「オトナの英語初心者でも話せる!モモスケ英会話」

英語初心者が最初にやること

こんばんは モモスケ英会話のモモスケです。 「英語を話せるようになりたい」と思っている方が、どのようにすれば効率的な練習ができるのか?について今回の動画でお話ししたいと思います。8分でまとめてお話しできればと思いますので、ぜひ最後までご欄ください。

本屋さんでよく見る英語関連書籍の一つに、「旅行の一言英会話」のような本があります。 「美術館へはどうやっていくのですか?」とか「この服は私には少し派手です」のような旅行シーンで使えそうな英会話フレーズがまとめてある書籍です。

実はモモスケ、若かりし日にそれのタイ語版を買ったことがあって、それを小脇に抱えて意気揚々とプーケットにダイビングに行ったことがあるんです。これでタイ語でのコミュニケーションが取れる!と当時は思っていました。しかしちっとも意思の疎通ができないんです。いえもちろんカタカナを読んだり、書かれている文章を指さしたりすれば言いたいことは伝えられます。でも会話にはならない。つまり一方通行で会話にはならなかったということです。

考えてみれば当たり前のことなんですが、「旅行の一言英会話」を頼りにカタカナ発音で例えば「クッジュー テルミー ザ ウェイ トゥ ザ ミューズィアム?」と聞いたところで、たずねた相手の答え、Well…walk three blocks down this street, and take West Street… が聴き取れなかったら何の役にも立ちません。相手の答えが理解できない限り聴くだけムダです

レストランでお勧めの料理を尋ねたところで、ウェイターさんの答えが聴き取れなければ、質問したことに意味がなかったことになります。カタカナを読んだり、書かれている文章を指さしたりすることで目的が達成できるのは、タクシーに乗り込んで行き先を伝えるときなど、「会話」ではなく一方的に意思を言うときのみに限られます。

このように「会話」つまりコミュニケーションには、【自分の意思を伝える力】【相手の意思を理解する力】の双方が必要なわけです。「旅行の一言英会話」の力を借りて、【自分の意志を伝える力】を一時的に身につけたとしても、【相手の意志を理解する力】が身についていないとコミュニケーションがとれないということです。

「旅行の一言英会話」は【相手の意志を理解する力】の代役機能を持ち得ていないので、コミュニケーションの半分しか機能しないということです。どんな優秀な本でも、どんなに優れたソフトでも、こればっかりはダメです。【相手の意思を理解する】のは、あなた以外に誰もできないんです。

多くの英語学習者は「英語を話せるようになりたい」と思っています。でもこれを正しく言い直すとすれば、「英語でコミュニケーションをとれるようになりたい」ということになります。つまり「英語で自分の意思を伝えられ、相手の意思を英語で理解できるようになる」ということです。英語を話すだけではなく、英語を聴き取る力も必要というわけです。

ではどのようにして英語を話す力と英語を聴き取る力を身につけるか、というと、まずは英語を聴き取る力を身につけることが先です。

語学には4つの技能があります。 聴く・話す・読む・書くです。このうち「聴く」と「話す」は音に関わるもの、「読む」と「書く」は文字に関わるものです。会話は「音」そのものですので、ここでは「聴く」と「話す」に焦点をあてます。

「聴く」と「話す」のうち「聴く」はインプット=入力です。一方の「話す」はアウトプット=出力です。モモスケの会社では「インプットなくしてアウトプットなし!」と表現していますが、まずは入力をしないと出力はできません。入れないと出てこないのです。ですので徹底した入力が必要ということになり、「英語を話したければ英語を聴き取れるようになる」ことが英会話初心者の取り組む学習法ということになるのです。

ところが多くの学習者は「英語を話したい!」という想いが強すぎて、「英語を聴き取れるようになる」ことよりも、「英語を話せるようになる」ことに意識が向きすぎてしまいます。そこで「話せるようになるにはどうすればよいか?」という発想となり、その答えが、英会話スクールやSkypeオンライン英会話への入学という選択をしてしまうわけです。

でもここでもう一度考えてみてください。英会話スクールやSkypeオンライン英会話で講師相手に会話練習をしたとしても、初心者のあなたは講師の英語を聴き取れない状態です。つまり「旅行の一言英会話」のカタカナ発音で尋ねたとしても相手の答えが理解できないのと同じ状況にあるわけです。

つまり英会話スクールやSkypeオンライン英会話の講師との一方通行の会話には意味がないということです。もちろん海外のレストランのウェイターさんよりは、英会話講師は優しくゆっくり返答してくれるでしょうが、それでも【相手の意思を理解する力】を身につけるには非効率な方法です。前回の動画「英語圏に行ったからって英語が話せるようにならない!」の高橋さんが自力で英語を身につけた際の発言を改めてご紹介します。

「会話はキャッチボール、キャッチしなければ投げ返すことはできない」

キャッチしなければ投げ返すことはできないんです。

いえ英会話スクールはダメだと批判しているわけでは決してありません。英会話スクールやSkypeオンライン英会話は、【相手の意思を理解する力】が身についた後の中級者以上が、キャッチできるレベルになった人が、実践的な会話練習をする場、ボールの投げ方を練習する場ということなのです。

繰り返しますが、初心者の方は、まずは「英語を聴き取れるようになる」練習から始めることがベストな方法ということです。 「英語を聴き取れるようになる」練習から始めたい方はオススメの教材のリンクを概要欄に貼っておきます。ぜひご覧ください。

この動画が少しでもご参考になったようでしたら、ぜひ高評価ボタンとチャンネル登録をよろしくお願いいたします。本日もご視聴いただきありがとうございました!今日もお疲れさん!乾杯!

次は「英語初心者が最初にやること?」

ABOUTこの記事をかいた人

ピンクのトイプードル。女の子みたいだけど ♂
大人の英会話初心者の皆さんが、独学で英語が上達するようお手伝いしています。近道の英会話学習法をバッチリご紹介します。
好きなものは、焼酎と焼鳥。焼酎は芋か黒糖、焼鳥はハツとぼんじり。かわいい顔して時々毒を吐きます。

→ Facebook  → twitter