間違いを恐れて無口にならないように!英文和訳が英語学習の目的であれば文法重視は当然。しかしコミュニケーションが目的ならば、文法の重要度はやや下がるはず。「オトナの英語初心者でも話せる!モモスケ英会話」
こんばんは モモスケ英会話のモモスケです。
今回のテーマはズバリ「英文法」!
モモスケは文法よりも伝えることの大切さをさんざんお話ししてきたので、なぜいまさら文法?という感じかもしれません。そこで今回はモモスケが「英会話」と「英文法」の関係をどのように考えているのかをお話ししたいと思います。ぜひ最後までご覧ください。
日本では往々にして「コミュニケーション能力」と「英文法」は別物というか両極端の能力というか、違うジャンルの能力として捉えられる傾向があるようです。
・中高6年も英語を学ぶくせに、「文法」ばかりやっているから英会話ができないんだ! |
聞き慣れたセリフだと思います。日本人の英会話能力の無さが取りざたされて以来、何やら「文法」は親の敵のごとく、槍玉にあげられている感があります。
しかし文法とは、人と人とがコミュニケーションを取るための「言葉を話す上での共通のルール」ですから、ルールを知らなければ意思の疎疎通が出来なかったり誤解されて伝わったりします。当たり前ですが、文法を全く知らずにコミュニケーションをとることは出来ないのです。
モモスケはいつも
「通じりゃいいじゃん!会話なんだから!」
と皆さんの耳にタコができるくらい、しつこく繰り返しています。でもこれはモモスケが「文法はまったく必要ない」と思っているからではありません。「通じりゃいいじゃん!」とは文法なんて関係ないと言う意味ではありません。「通じる」には、当然最低限の文法は知っておく必要があるわけです。
モモスケ世代のおじ様おば様たちの英語教育は、過度に文法を重視した教育を受けてきたと思います。当時の英語の勉強とは、「英文を読んで正しい日本語に訳すこと」でした。正しい日本語に訳すにはとにかく文法が大切で、文法をしっかり身につけなければ、英語は理解できないという教育でした。
このことを間違いだと否定してるわけではありません。「英文を読んで正しい日本語に訳すこと」が英語学習の目的であれば、文法重視は当然のことです。
しかしコミュニケーションをとることが目的ならば、英文和訳に比較し、文法の重要度はやや下がるはずです。
書き言葉に比べ話し言葉はだいぶ柔らかいので、文法も柔らくなっても良いとモモスケは思っています。「もう食べれない」と話しことばで言うのはアリでも、書き言葉では「もう食べられない」と正しく言うのが正解でしょう。
この「ら抜きことば」の例のように、らが抜けた間違った使い方をしていたとしても、「られない」は、何かをすることが出来ないという日本語文法を知っていないとダメなわけで、コミュニケーションをとるのに必要な最低限の文法とはそういう知識を指しています。
一例として話が逸れますが、中学生の頃にたまたまラジオから流れていたビートルズの歌で、
She don’t care!
と歌っているのに驚いたことがあります。みなさんもこの歌を聞いたことがあるはずです。Ticket To Ride という曲です。はぁ? She don’t care! だと?主語が she なのになぜ doesn’t じゃないの?ネイティブのくせに、イギリスの世界的大スターのくせに、中学の英文法も知らないの?と焦ったのを今でも覚えています。
でもこれ、メロディーにうまくのせるために多少文法をいじったり語順を変えたりというのは歌詞制作にはよくあることと知ったのは大人になった後のことでした。日本人だって雰囲気をふいんきって言ったりしますよね。その程度のことなのかもしれません。
話を元に戻しますね。
「英文を読んで正しい日本語に訳すこと」が目的であれば文法重視は当然です。しかし会話が目的なのに、伝えることが目的なのに、英文和訳と同じレベルで文法を気にしすぎることで、もしコミュニケ―ションに支障が出るならば、そこまで英文法に縛られることは無いとモモスケは考えます。
細かい文法に過剰に神経質になり、肝心の意思の疎通ができないことこそが問題ではないでしょうか?「言葉は文法から生まれたのではなく、言葉から生まれたのが文法」なのです。
にもかかわらずコミュニケーションの共通のルールであるはずの文法を重視するがあまり、文法の間違いを恐れ、言い間違いを恐れ、コミュニケーションが取りにくくなるのであれば、多少の文法ミスなど気にしなくても良いのではないかと考えています。
それを「通じりゃいいじゃん!会話なんだから!」と表現してきました。文法は無視することはできません。無視は出来ませんが、それ以上に大事なことは、自分の意思を伝えるという想いだとモモスケは思います。
文法は大事!でも伝える想いはもっと大事!
ということです。
もちろん理想は正しい文法で正しい英語を話すことがベストであることには変わりありません。しかしそのレベルに到達していない状態であるならば、何を重視するのかの選択が必要になってくるはずです。
それが書き言葉なのか話し言葉なのか、正しい日本語に訳すことが目的なのか、想いを伝えることが目的なのか?その時の目的によって文法の気にしすぎ度も変わっても良いのだと思います。
今回は「英会話」と「英文法」の関係をどのように考えているのかをお話ししました。
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