海外旅行で悩むのがチップですね。飲んだり食べたりした総額の10%~20%が普通でサービスによって変わると言われてますが、どれくらい払えばいいのでしょう?「オトナの英語初心者でも話せる!モモスケ英会話」
こんばんは モモスケ英会話のモモスケです。
今回の動画は、「英語圏でのチップの習慣」というお話です。ここ数回の動画は説明中心の動画になってしまったため、今回は少し内容を変えて、英語圏でのマナー、特に誰もが最初は悩むことが多いチップについてのお話を7分ちょっとでお話ししますね!ぜひ最後までご覧ください。
日本にはないチップの習慣!みなさん困惑しますよね。コロナ規制も緩和され、GWには久しぶりに海外へ行こうという方も多いかもしれません。行き先がアメリカの場合、どうすればよいか気になる方も多いはずです。
さて海外旅行で初めて直面する、慣れない習慣のひとつが、このチップだと思います。ガイドブックには、だいたい
「飲んだり食べたりした総額の10%から20%が普通でサービスの良し悪しによって変わります」
なんて書いてありますが、実際問題どれくらい払えばいいのでしょう?10%と20%はずいぶん違いますし、サービスの良し悪しといっても判断基準は自分次第です。つまり判断基準は自分次第なので、チップというのは人によってかなり支払う金額に差がでるということです。一体いくら払えば良いのでしょう?
ネイティブに聞いてみたら
・10%はあくまで「最低」ライン。食べ物やサービスに問題なければ20%は払うのが普通だよ |
と、ネイティブでも意見は様々です。
モモスケの基準はこの折衷案のようですが、レストランの場合だいたい15%を目安として、サービスが良ければ20%くらいといった感じでしょうか。
あとはいつ食べるかにもよります。ランチは割と短時間にサクッと食べることもあり、だいたい15%が目安、一方でディナーはお酒を飲みながらゆっくり食べる、つまりお店側のサービス提供時間も長いので20%を目安にしても良いと思います。高級店なら25%くらい。日本でも高級店ではサービス料ってかかるのと同じです。

その一方で短時間で食べるハンバーガーチェーンなどのファストフードやフードコートは基本チップ不要です。料理をカウンターまで取りに行ったり、食べ終わったものを自分で下げたりする形態の店はチップ不要という理解で良いと思います。
ファストフード店では日本のコンビニみたいにカウンター横に箱がある場合がありますので、お釣りの一部を箱に入れて感謝の気持ちを伝えるとスマートかなと思います。
あ!本題とは関係ありませんが、ハンバーガーチェーンなどを「ファーストフード」という人がいますが、文字で書くと「fast food」ファストフードが正解です。Fastは速いという意味です。
日本語に引っ張られ「× first food」と書いてしまうと間違いです。Firstは一番目の(野球のファーストと同じ)という意味になります。発音はアメリカ英語では「ファストフード」、イギリスではファーストと音を伸ばすこともあります。
以前モモスケがアメリカのレストランで食事したときのことです。席についてもオーダーも取りに来ない、料理も遅い、テーブルにお皿をガチャンと置く、追加オーダーで手を上げても厨房の前で店員同士が大笑いしながら来ようともしない…そんな最悪のサービスの店に頭にきて、チップを払わず出てきたことがありました。
そして店を出て数分、なんとその店員が追いかけてきてチップくれと要求してきたことがありました。サービスの悪さを指摘すると謝罪され、その上でそれでもちょっとでも置いておくのが決まりと言われたことがあります。
つまりサービスの良し悪しでチップは決まるとはいえ、0という選択肢はなく、チップは基本払うことを前提と考えておいた方が良いでしょう。
ただ、1セントや5セントコインを山のようにかき集めて、チップにするのはやめたほうが良いと教わったことがあります。北米には、店のサービスが極端に悪く気分を害された場合、1セントコインを一枚だけチップとして残し、「不満足」の意を表明する習慣があるそうです。ですので、合計額に関わらず、このような払い方は不要なトラブルにもなり得ますので避けた方が良いですね。
それと気を付けたほうがいいのが、遠くにいる店員を大声で呼ぶ、ということです。日本の居酒屋だと「すいませーん!ハイボールお代わり!」なんて叫んでいる人を見かけますね。
このノリを特に北米ではやらない方がいいと聞いたことがあります。基本的に、手を挙げて呼ぶか、近くを通った時に声をかけるのが無難です。
モモスケの知人がこのマナーを知らず、酔っ払ってカッコつけてしまい、「口笛」でウェイターを呼んだことがあったそうです。大昔の西部劇にありそうな光景です。
そしたらそのウェイターは凄まじい表情で飛んできて I am not a dog! 俺は犬じゃねえ! と5分ほど怒られたあげく、そのウェイターは二度と友人のテーブルには来なくなったそうです…。まあ極端な例ですが皆さんも気をつけましょう。
その他タクシーも15~20%、ホテルのポーターやベッドメイクで2ドル程度というのが相場だと思います。
チップではありませんが、食べ物のマナーとして麺類の食べ方というのがあります。最近ではテレビでもよく取り上げるのでご存じの方も多いと思いますが、麺類をズルズル音を立てて食べるというのもNGです。最近では「ヌードルハラスメント」略してヌーハラという言葉も誕生しました。
この文化の違いに関しては、様々な意見や対立があり、テレビ番組でも外国人の人たちと日本人の間で激しい論争をしていました。面白かったので、その時の日本人の言い分を紹介すると
日本人は、
麺類というものはダラダラ食べていればのびてしまう。一番美味しい状態で美味しく食べるために、あのようにスピーディーに豪快に食べているのだ。些細なマナーにばかりこだわるのはグルメでない。
という意見でした。調べてみると日本蕎麦は、麺やつゆの香りを引き立たせるために空気を取り込むことが最適で、そのために吸い込むのだという説もあるようです。
とはいえこれも郷に入っては郷に従えですから、海外ではなるべく音を立てずに麵を食べるに越したことは無いと思います。
今回はチップについてお話しさせて頂きました。
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