話せることそれ自体ではなく、英語を活かして何ができるかが大事。だって英語力で採用が決まるなら、英語が得意な日本人よりアメリカ人を採用したほうが早いもの。「オトナの英語初心者でも話せる!モモスケ英会話」
こんばんは モモスケ英会話のモモスケです。
今回の動画は、「英語が話せることの意味」というお話です。最近『英語不要論』を唱える人が多いと感じることがあります。翻訳機もあるし、すでに経済交流先は中国がメイン!という考えからなのでしょうか?
「英語は不要だから英語を話せることに意味が無いのか?」今日はそんなお話を6分ちょっとでお話ししますね!ぜひ最後までご覧ください。
最近「英語はできて当たり前」という風潮の中、その逆にこんな意見もよく聞きます。
・英語ができる人間なんて腐るほどいる!だから自分は必要ない |
モモスケの近くにも、好んでこのような発言をする人がいます。彼は一応英語とスペイン語が話せるのですが、モモスケが英語の仕事で関わっているのを知っていてわざと言っているのでは?と思うくらい「英語不要論」を声高に主張します。
そんな彼の英語不要論のポイントをもう一度繰り返すと
・英語ができる人間はもう充分いる ・日常会話程度ができても仕方ない ・今後の世界の動向や人口比率から、主要言語は英語ではなくなる |
というものです。
最初の「英語ができる人間はもう充分いる」という点ですが、果たしてそうでしょうか?有名サイトの求人・転職サイトを見ればわかりますが、英語のできる人間を求める声は、どんどん増えています。多くの大企業がTOEICスコアを昇進の条件にしていることもあたり前の話です。
先日話す機会のあったメガバンクの方の話では、入社条件がTOEIC800点だそうです。その方はそこまでTOEICが良くないので、今だったら入社できない!と言っていました。
もし本当に英語力のある人間が飽和気味なら、ビジネスにおける英語力の需要は減少してしかるべきです。当たり前ですが会社は何も「カッコいいから」とか「国際的な企業に見せたいから」といった理由で英語の出来る社員を雇用するわけではありません。
「英語力を必要とする仕事が存在し、その仕事ができる人間が足りない」以外にいかなる理由も存在しません。昔に比べれば英語を話せる人の数は増えてきているでしょう。ただし「ビジネスにおいて必要な英語力」をもった人間はまだ決して充分ではないのもまた事実です。
次の「ちょっとくらい英語ができても仕方ない」ですが、この動画を見ていただいている方もこのような台詞を得意げに言う人に会ったことがあるかもしれません。不思議なもので、英語が堪能な人はあまりこういう事を言わない気がします。モモスケの個人的な経験からすると
・英語を毛嫌いしている人 |
に、こういうことを言う人が多い気がします。語学を身につけるという経験は多かれ少なかれ、「この程度のレベルじゃ意味がない」という、他人との比較でゴールが変わる、自分のレベルがぶれることが良くあり、結果的に挫折し諦めから英語を憎み始める人もいるようです。
「英語が話せてよかったなあって思ったのってどんな時?」とアメリカの大学を卒業した友人に以前質問した事があります。友人はこう答えてくれました。
「海外に行くと、現地の古本屋を探索するんだけど、本屋の主人から『その本、素晴らしいよね』とか声をかけられて、意気投合し、そのまま一緒にお酒を飲みに行ったことがある。その時何よりも英語が話せてよかったなあって思ったよ。」
彼はアメリカでも文学を専攻していて、小説や本が大好きなのです。そして世界中の同じ趣味を持つ人々と、愛する小説について語り合うことができる…。これが彼にとって何より素晴らしいことなのでしょう。
モモスケ、サラリーマン時代に人事担当をやっていた事があります。毎日多くの学生の方々、時には第二新卒の方も含めて試験や面接も担当していました。
面接で「あなたの長所は何ですか?」と質問すると、外資系企業だったということもあって、多くの応募者の方が「英語に自信があります」と答えていました。英語は長所だというのです。
もちろんできるに越したことは無いのですが、
企業が知りたいのは、「英語力を活かして何ができるのか?」ということです。英語力で採用が決まるのならば、英語が得意な学生よりも英語が最高に得意なアメリカ人学生を採用したほうが早いわけです。
つまりそういうことです。
「英語が話せることによってキャリアアップしたのは、副産物みたいなものだと思う」と彼は言っていました。話せることそれ自体ではなく、話せることを活かして何をやったか?が大事だということです。
さらに面白いことに、「完全なビジネスツールとしての英語」を身につけた人って会話はできてもコミュニケーションがちゃんととれない人が多いんだと教えてくれました。前回の動画でも話しましたが、
英語力=会話力
ではないということです。
「英語力を生かして自分に何ができるのか?」それが明確でないと、いつか自分自身がポケット翻訳機にとってかわられてしまう日が来てしまうかもしれません。
なんか今回はうまくまとまらなかったようで恐縮です。最後はとりとめのない話になりましたが、みなさんはどうお考えでしょうか?
この動画が少しでもご参考になったようでしたら、ぜひ高評価ボタンとチャンネル登録をよろしくお願いいたします。本日もご視聴いただきありがとうございました!今日もお疲れさん!乾杯!