英語ペラペラになろうと思っちゃダメ!一体英語ペラペラの「ペラペラ」って何でしょう?実は日本語でもペラペラ話さない人は、英会話でもペラペラ話さないのです。「オトナの英語初心者でも話せる!モモスケ英会話」
こんばんは モモスケ英会話のモモスケです。
今回の動画は、「英語ペラペラになろうなんて思っちゃダメ!」というお話です。『あの人、英語ペラペラだよ!』とかよく耳にしますよね?一体「英語ペラペラ」の「ペラペラ」って何なんでしょう?
今日は「英語ペラペラを封印しよう」というお話を6分ちょっとでお話しします!ぜひ最後までご覧ください。
英語が上手なことを指す時、日本で最も頻繁に使われる表現、それが「ペラペラ」ですが、モモスケも昔、漠然と『ああ、英語ペラペラになりたいなあ…』などと思ったことがあります。でも「英語ペラペラ」って実際は何を意味しているのでしょうか?
これはモモスケ勝手な分析なのですが、どうやら私たち日本人は英語という言葉は常に、どんな状況でも文字通り「ペラペラ」と水が淀みなく流れるように話される言葉だと思い込んでいるようなふしがあります。つまり
・言葉が引っ掛からない ・言葉に迷うことなく、途切れずに話せる ・一回で通じる |
というのが英語力の高さ、つまり「ペラペラ」であることの証明であり、逆に
・会話中に考えこむ
・一息で終わらず、喋ってる間にポーズが入ってしまう ・言葉につまる |
というのはペラペラじゃなく、英語が未熟だと思われているのではないか、と感じています。しかし実はこれって大きな勘違いです。
例えばですが、あなたが誰かに道を尋ねられたとします。その時あなたは
「はい。駅に行きたいんですね。それだったら、この道をずっと真っ直ぐ行くと右手にコンビニがあるので、その手前を右に曲がり、さらに30メートルくらい進むと郵便ポストがあるので、そこを左に折れてください。そこから更に直進50メートルくらいで大通りに出るので、向かって左手に見えるカラオケとレストランの間の道を抜けると駅に出ます。」
と、こんな風にスラスラ、ペラペラ淀みなく答えられますか?
普通は…
「えっと…駅ですか?ちょっと待ってください。ここからだと…え…。ここをずっと真っ直ぐ歩いていくと、確か右手にコンビニがあって…サンクスだったかな、いや、ローソンだ。ローソンがあって、そこで右に行くと…」
こんな風になるはずです。少なくともモモスケは絶対なります。最初の例みたいに無駄なく淀みなく答えられるのは、よっぽど同じ場所で同じ目的地を訊かれ慣れてる煙草屋のおばあちゃんか、SiriかAlexaくらいでしょう。これは英語でも日本語でも同じです。英語だって、う~んとかえーっととか言いまくるんです。
「英語のネイティブだって、スラスラ喋れないことも多い」ということです。けれど私たちが日常的に耳にする英語はどんなものか考えてみると、
・ニュース
・映画もしくはドラマ
・英会話教材
これらはどれも英語を「ペラペラ」話すものばかりです。これは当然で、ニュースキャスターが言葉に詰まっていたら大変ですし、映画はすべて「台詞」ですから台本通りです。英会話教材の英語に関しては言わずもがな、です。
そのせいで私たちは英語は淀みなくペラペラ話されるものと思いがちなのです。そして、そのせいで
「言いたいことを1回で完璧に伝えなければいけない」
と勝手に思い込み、人によっては頭の中ですべての文章を考え、それを暗誦するようにして話す人もいます。けれどこれはもはや会話ではありません。
コミュニケーションというものはライブであり、その都度、相手の反応に応じて変わっていく柔軟で自由な「生もの」なのです。言葉につまったり、上手く表現できなくて何度も言い回しを変えてみたり…といったことは当然のことなのです。
英語でも「ダラダラ」話す人、「ボソボソ」話す人は山ほどいます。これは言葉には関係ありません。英語を話せる人だって全員が「ペラペラ」話すわけではないのです。だから、英語が母国語でないモモスケたちは、会話につまずこうが、うーん…と考えこもうが、とりあえず思いのまま会話に入って行けばいいのです。
さらに言えば、別の動画でも言いましたが、もしあなたが誰も知り合いがいないパーティーで、周囲の参加者と日本語でさえ会話ができない、初対面での会話が苦手だとしたら、どんなに英語を身につけても同じ状況で英語で会話などできません。
英語力と会話力は違うからです。日本語で出来ないことは英語だってできません。日本語だってペラペラ話さないタイプの人、モモスケもそうですが、そういう人は、どんなに英語を身につけても同じように英語でもペラペラ話さないのです。
このように日本語だってペラペラじゃないこともある私たちが、それを英語でやろうなんて目標が高すぎだよとモモスケは思うのです。
もう今日から「英語ペラペラを目指す」という表現はいっそのこと封印してしまったほうが良いと思います。私たちが目指すのはペラペラではなく、「間違えても何度も言い直しても良いので、伝えたいことを伝えられること」「相手の言っていることを、聴きなおしてもいいから理解できること」です。
よくよく考えてみれば、それは私たちが普段日本語でやっていることと同じことです。つまりそれがコミュニケーションをとるということで、そこに「ペラペラ」という要素はさほど重要ではないのでは?と思うわけです。
「通じりゃいいじゃん、会話なんだから!」
毎回お伝えしているこの合言葉覚えてくれていますか?「間違えても何度も言い直しても通じさえすればいい」んです。
英語ネイティブではない私たちが、ネイティブに合わせて英語で会話しようと頑張っているんだから、言葉を探したり、つかえたりしている間は相手を待たすくらいの図々しさでも良いと思うのです。積極的にコミュニケーションをとっていこう!という姿勢、ある意味開き直りがあれば、それで充分なのではないかと思います。
今日は「英語ペラペラになろうなんて思っちゃダメ!」というお話をさせて頂きました。
この動画が少しでもご参考になったようでしたら、ぜひ高評価ボタンとチャンネル登録をよろしくお願いいたします。本日もご視聴いただきありがとうございました!今日もお疲れさん!乾杯!