英会話はどう話すか?よりも何を伝えたいのか?のほうが大事!英語を間違えないようにと慎重になって無口になるよりも、まずは自分の気持ちを英語で話してみよう!「オトナの英語初心者でも話せる!モモスケ英会話」
こんばんは モモスケです。
この動画はCoolな英語表現や言い回しの説明はありません!あくまで「英語をはなせるようになるための勉強法」だけをお伝えしています!
ずいぶん前の話しなのですが、ロサンゼルスのユニヴァーサルスタジオへ行ったことがあります。さすがアメリカのエンターテイメントはスゴイ!大阪のUSJにも行ったことが無いので、映画好きのモモスケ大変感激しました。
そんなユニヴァーサルスタジオの人気アトラクションの順番待ちをしていた時、一人の日本人女性と、ふとしたきっかけで話すようになり、その後の園内での行動をともにすることになりました。
でもこの彼女すごいんです!やたらと英語ネイティヴに話しかけるんです。
『アトラクションに乗るには、どれくらい待つのですか?』 『今日の閉園時間は何時ですか?』 |
とにかくわからないことを尋ねまくる。大阪ではなくロスのユニヴァーサルスタジオで質問しまくる彼女、さぞや英語が上手かというと…ほとんど英語が話せません。どのくらいのレベルかというと、モモスケが隣で聞いた限りでは中学生レベル。とにかく英語は苦手な様子でした。
ではどうやって質問するかというと、先程の質問はこんな感じです。
・Time! Time! How long? ・Time! Time! Today finish? |
それじゃ通じるわけがない!と、思わず横で突っ込みたくなるモモスケでしたが、コレがすべて通じていました。
『Time! Time! How long?』では普通何のことかわかりません。しかしアトラクションを待つ長蛇の列の中にいる状況が、相手に意味を通じさせてしまうのです。
夕暮れの中パラパラと出口へ向かう人の波の中という状況が『Today finish?』でも相手に答えを出させます。そんな彼女の話し方を見ていて改めて感じました。
人間の状況推測能力がコミュニケーションの決め手
なんだな~と。『Time! Time! How long?』とアトラクションの列の中で質問されて、スパゲティーの茹で上がる時間を聞いていると思う人はいないでしょう?普通は待ち時間を聞いていると予想するはずです。人間は常識の範囲内で“話の展開を予測して会話をする”能力が備わっています。
『ねえねえ聞いてよ!昨日彼氏と映画見に行ったら、隣の席の人が急に…』という話を聞いた場合、急にどうしたのかな?グーグー寝だしたのかな?それとも携帯で話しを始めたのかな?と次のセリフを推測します。当然その推測は常識の範囲での推測です。
急に何だろう?イスの上で逆立ちをしたのかな?それともカバンからズワイガニでも取り出したのかな?とは思いませんよね?コレでは常識の範囲外です。コミュニケーションを取るとき【状況】って極めて重要な情報ということです。
そう考えると、あまり神経質に細かなことまで英語で説明する必要は無さそうです。頭の中で一生懸命英作文をして、文法的に間違っていないか考えながら話さなくとも、細かなことは【状況】が説明してくれます。まずは気持ちをストレートに口にすることが大事、そう考えると気持ちが少しラクになります。
調べたら20年も前ということに愕然としたのですが、『バニラスカイ』という映画がヒットしました。映画の中でキャメロン・ディアスとトム・クルーズはこんな会話をしていたのを覚えています。電話をして欲しいキャメロン・ディアスが When? と尋ね、トム・クルーズが Soon!! と応えます。
□ When?
■ Soon!!
これだけ。たったこれだけの会話です。すごく簡単。極端な例かもしれませんが、これってユニヴァーサルスタジオの彼女の質問と変わりないと思いませんか?コミュニケーションをとる双方が【状況】を理解していれば、会話なんて単語だけでも問題ないんです。
このことからコミュニケーションって、どう話すか?よりも何を伝えたいのか?のほうが大事なことがわかります。
正しい英語を正しい文法で間違えないように言おうと思うばかり、言いたいことも言えずに無口になってしまう!それよりも、まずは自分の伝えたい気持ちを口に出すことが大事です。
さらにユニヴァーサルスタジオで出会った彼女が言ったセリフを、モモスケ未だに忘れることができません。一生懸命知っている単語だけで話そうとする彼女に、『ボクが代わりに聞いてあげようか?』と問いかけたところ、彼女はこう答えたんです。
『大丈夫です!だって通じることが楽しいんです!』
野暮なことを聞いたと反省しました。
そうなんです!モモスケ、初めて自分の下手な英語がネイティヴに通じたときの感動を思い出しました!ホントに嬉しかった!コミュニケーションってこういうことだったんだ!文法が正しい正しくない以前に、意思を伝えることが大事だったんだ。どんなに英語が下手でも、それが相手に通じることは大きな自信につながります。
相手の意思が理解でき、自分の意思を伝えることさえできれば、そこにはコミュニケーションが成立します。英語がうまい下手は次のステップにおいといて、まずは『通じる』喜びを体験し、少しずつ単語力や文法力を付けていけばいいんだと改めて感じました。
英語が苦手でも平気でアメリカ一人旅を楽しむ彼女!カッコよすぎてなんだかとっても感心しちゃいました。
英語は道具、間違ってても通じりゃいいじゃん!
この心構えで気軽にコミュニケーションをとってみましょう!
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