【英語で映画を楽しむ5つのヒント】の後編です。前回は、第1のヒント:鑑賞する作品を間違わないこと!をお話ししました。今回は第2のヒントからお届けします!「オトナの英語初心者でも話せる!モモスケ英会話」
こんばんは モモスケです。
この動画はCoolな英語表現や言い回しの説明はありません!あくまで「英語をはなせるようになるための勉強法」だけをお伝えしています!
英語で映画を楽しむ5つのヒント!前回の動画では
■第1のヒント:【鑑賞する作品を間違わないこと!】
をお話ししました。
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ということで、グーニーズやインディペンデンスデイがオススメというところまでお話ししたと思います。今回は第二のヒントからお話しします。
■第2のヒント:聴き取れなくても当然だと思うこと
二つ目はメンタル面でのヒントです。
『よし!早速グーニーズをAmazonプライムで観てみよう!』もしかしたら、今のあなたはそんなふうに思ってるいるかもしれません。
でもちょっとお待ちください。残念ながらみなさんの耳が急激に一瞬にして研ぎ澄まされることはありません。映画のほとんどのセリフが聴き取れない可能性もあります。いえ、聴き取れなくて当たり前なのです。
なぜなら洋画は英語教材ではないからです。
俳優さんたちのセリフは聴き取りやすい明瞭な発音でもなければ、スロースピードで話されることもありません。英語教材は聴き取れるのに、どういうわけか映画はさっぱり聴き取れない…という経験がある方も多いはずですが、それが当たり前なんです。
通常の英語教材はたとえ不自然であっても、明瞭でスロースピードの発音で、誰でも簡単に聴き取れるよう作ってあるものがほとんどなんです。
でも洋画は、アメリカ映画ならばアメリカ人が娯楽として楽しむために作られたものです。日本人の初級の英語学習者が理解できるように考慮して、英語教材として製作している映画などありません。洋画は英語ネイティブが楽しむもの。日本語ネイティブのあなたが聴き取れなくても、それは当然のことなのです。
『聴き取れなかったらどうしよう…。』
この心配こそが頭が【勉強モード】になっている証拠です。今のあなたの目的はたった一つ!洋画を【楽しむ】ことです。セリフの一言ひとことを聴き取ることではありません。
『聴き取れなくて当然!だってこれは英語ネイティブ向けの作品だから!』そんなふうに気軽に捉えて、英語ではなく映画に集中してみてください。聴き取れなくても気にすること無く、英語のセリフをBGMがわりに、映像だけで映画を楽しんでやろう!くらいの心構えでいきましょう!
さてモモスケが学生時代のこと、ロンドンでレンタカーを借りたときの出来事です。当時英語が全然できないモモスケでしたが、どうしてもレンタカーを使う用事が出来たため、やむを得ずクルマを借りる手続きをしていました。
連絡先とか国際免許の番号を記入しているモモスケに、カウンター越しのレンタカー会社の人が『保険に入りますか?』と聞いてきました。不慣れな海外での運転に不安一杯のモモスケは当然ながら『Yes!』と答えました。
そしていざ出発!とハンドルを握ったとき、あることに気付いたのです。実はモモスケ、恥ずかしながら保険(insurance)という英単語を知らなかったんです。でも確かにあの時、彼女は私に『保険に入りますか?』と尋ねたのです。そのことは確信をもっています。でも保険を表す単語を知らなかったのも事実。
その時に「意思の疎通」とは言葉だけではないことに気付いたのです。シチュエーションは、時として言葉を越えて意思を伝える場合があります。
皆さんも映画で同じ体験を味わうかもしれません。知らない単語が出てこようが、何言ってるんだかさっぱりわからなくても構いません。シチュエーションが意味を教えてくれるかもしれません。このための設定が第3のヒントです。
■第3のヒント:再生モードは【英語音声】で【字幕オフ】
DVDやブルーレイプレイヤーの設定は必ず【英語音声!字幕はオフ!】で再生してください。英語音声は勿論ですが、字幕は英語もダメです。日本語字幕も当然ダメです。
【字幕】 なし ×英語字幕 ×日本語字幕 【音声】 英語 ×日本語 |
たとえ英語であっても、字幕を出してしまうと目は字幕に引きつけられます。セリフを【音】ではなく【文字】で理解しようとしてしまいます。【耳】ではなく【目】で英語を理解することになってしまいます。【目】は映像だけに集中してください。
モモスケの会社の人気の英会話教材でも、音声を聴くステップでは文字は表示されません。目に頼らず音だけで理解することがコツです。関心のある方は概要欄をご覧ください。
アメリカ人がアメリカ映画を、英語音声だけで字幕を出さずに観るのと同じように、あなたも英語音声・字幕オフで観てください。英語ネイティブになった気分で映画を楽しみましょう!
■第4のヒント:途中で一時停止せず、最後まで続けて鑑賞!
あなたが洋画を観る目的は英語の勉強ではありません。娯楽として【楽しむ】ために映画を観ることが目的です。ですから聴き取れなくても一時停止はダメ!意味が分からなくても巻き戻し(早戻し)も禁止です。もちろん辞書も不要です!
何でも良いのですが、教科書以外の英語の本を読破した経験は、あなたはありますか?たいていの方は最初の数ページであきらめてしまいます。その理由は、話が面白くなる前に単語を調べる苦痛に負けてしまうからです。
書籍は文字からしか状況を理解することが出来ないのです。だから単語が分からない → 状況が理解できない → ギブアップ!となりやすいんです。【読む】ことは自分で先に進む努力が伴います。
DVDは違います。坂道を走る少年-。手には小さな袋を握り締めている。後ろからヒゲ面の男が叫びながらクルマで追いかけてくる!何か盗んだんだ!何だろう?宝石かな?…。こういったシチュエーションが、映像として目に入ってきます。
英語が聴き取れなくても状況の30%、もしかしたらそれ以上理解できるはずです。セリフが聴き取れなくても気にせず、絶対に一時停止を押さずに最後まで観てください。実はこの第四のヒント、意外に守れない人が多いんです。勇気をもってリモコンを手の届かない場所に置き、ノンストップで映画を楽しみましょう!
■第5のヒント:できればヘッドフォンで聴くこと
英語を無理して聴き取る努力は必要ありませんが、作品に集中して観るためにも、ヘッドフォンを使うことをお勧めします。
主人公の息遣い、ハラハラドキドキの臨場感を存分に味わうためにも、音声がクリアに耳に届くヘッドフォンは重要です。特にパソコンでDVDを再生される方は必需品。【英語】ではなく【映画】に集中するためにも、ぜひお試しください。
最後にもう一度!洋画DVDを観る目的は【勉強】ではありません。【娯楽】です。おそらくあなたが洋画をまるまる一本、字幕なしで観る初めての機会かもしれません。
でも大丈夫!最後まで通して観終わった後は、『字幕なしでも、そこそこ楽しめるものだね!』と感じることでしょう。それが自信となって、あなたの英語力アップに大きく役立つはずです。さあ準備はOKですか?早速ポップコーンを片手に洋画を楽しんでみましょう!
本日もご視聴いただきありがとうございました!チャンネル登録 高評価ボタンをどうぞよろしくお願いいたします。今日もお疲れさん!乾杯!