聴き取れないのは誰のせい?
みなさんは英語で道を訪ねられたとき、こんな経験ってないですか?
「わっ!何て言ってるのか聴き取れない!どうしよう!」
↓
「まあ…僕は英語がそれほど得意じゃないから仕方ないか…」
↓
「まだまだリスニング能力が足りないなぁ。は~っ…(ため息)」
もちろん聴き取れなかったのは自分のリスニング力が足りないことが一番の要因かもしれませんが、でももしかしたらネイティブぼほうが言い間違えたのかもしれないし、発音にクセがありすぎたのかもしれません。まわりクドイ言い方だったのかもしれないし、話しの内容自体が論理的でなかったのかもしれません。
つまり
聴き取れなかった原因は相手にもあった?
のかもしれません。
日本人同士だって「えっ?何て言ったの?」みたいなことは往々にしてあること。それでも多くの日本人は、自分に原因があると思って自分を責めちゃいます。そしてどういう行動を取るのか?なんだか以前のモモスケの姿を書いているようで悲しくなるのですが、多くの日本人は、
・笑ってごまかす
・わかったフリをして微妙にうなずく
・なぜかすぐに謝っちゃう。Oh! Sorry…sorry…とか。
日本人って謙虚さが美徳、和を乱さないことがマナーみたいなところってあります。
・ピザの最後の一片を食べたくても「君が食べなよ!」と譲るとか
・特に誰が悪いわけでも無いのに、とりあえず謝って場を丸く収めるとか
・話しが理解できなかったけど、場の空気を壊さないようにその場はわかったフリをするとか
日本人って、そういうところが多かれ少なかれあります。日本人の奥ゆかしさとでもいうのでしょうか。
つまり
◆他人より目立たないように振舞うことの謙虚さ
◆他人を優先させ自分が一歩引くことのカッコよさ
◆自分を犠牲にすることで人間関係を維持する美学?
そういうことが良いことだと、モモスケの小学校時代の先生も言っていました。おまけに日本語には【謙譲語】なんてのもあって、「自分を低め謙遜することによって相手を敬う」なんてのも習います。「日本人は謙ることに慣れている」とも言えます。
また日本人は相手に合わせることの大切さも知っています。
アメリカへ行った際、僕らは英語でアメリカ人に話しかけます。でも日本に来たアメリカ人達も英語で僕らに話しかけます。逆パターンなんだから、アメリカ人観光客も日本に来た以上は日本語で話しかけて欲しいもの。(日本人が東京オリンピックまでに英語を身につける!よりも、外国人が東京オリンピックまでに日本語を学ぶ!ほうが正解だと思うんだけどな…)※
ホーム(国内)でもアウェイ(海外)でも、日本人は英語を使う相手には英語で対応する、相手に合わせることの大切さを知っているんです。
ホームにいて道を訪ねられ、相手の得意な言葉で対応するのだから、ここは堂々と胸を張って行きましょう!
「あんたネイティブだろ!だったらノンネイティブの僕にもわかるような英語を話しなよ!」
これくらいの度胸で聞き返す気構えが必要なのかもしれません。
※そう愚痴っても、結局は英語が国際共通語(の役割を果たすことが多い言語)だから、やはり英語を身につけるのが早道ですね。