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英語は聴こえてきた順に理解する
訳読が諸悪の根源だ!
モモスケでっす。まずは皆さんに質問!
「あなたがやってきた英語の勉強とは”具体的”には何ですか?」
思い出してみてください。
ほとんどのみなさんがやってきた英語の勉強とは、「教科書を読んで訳すこと」ではないでしょうか?
教科書を黙読して、それを日本語に訳す作業!これがあなたにとっての英語の勉強だったのではないでしょうか?もしもこの質問の答えがYESならば、あなたが英語を話せない理由はカンタン!
英語を話す練習をしてこなかったから話せないだけ。
だって英語の教科書を読んで訳すことが勉強だと勘違いしてきたんですから。

英語は後ろから前へ訳さない
この「英語のテキストを読んで日本語に訳すこと」を「訳読」といいます。
例えば、
My purse (4)→ was stolen (5) by someone ←(3) at a hotel ←(2) in New York. ←(1)
(カッコ)の数字の順番に
(1)ニューヨークの… (2)ホテルで… (3)何者かによって (4)私の財布は… (5)盗まれた。
これが訳読。
僕たちの世代はこの【訳読】こそが英語の勉強法だと信じてきたんです。だって学校の授業はもちろん、英検の長文問題を解く時も、受験のときも【訳読】があれば問題が解けたから。【訳読】ができれば学校の成績も良かったから。
しかもこの【訳読】、ちょっと奇妙ですよね。だってワザワザ後ろから前に戻って訳すんですから!
その理由はカンタン!後ろから前に戻って訳したほうが、キレイな日本語になるから。
でも僕たちが英語を学ぶ目的は、きれいな日本語に訳すことじゃありません。英文の意味さえ理解できれば何でもいいんです。日本語字幕の戸田奈津子先生のような美しい日本語にする必要など無いんです。
私たちが英語を学ぶ目的は、英語でコミュニケーションを取ること、洋画DVDを字幕なしで楽しむこと。むしろ戸田先生のお世話にならないことが目的のはず。
だからキレイな日本語に直す必要なんてありません。意味さえわかればそれだけでいいんです。
英語は聴こえてきた順に理解する
そのためには、聴こえてきた順番に英語を頭にインプットします!キレイな日本語でなくても構わない!聴こえてきた順番に英語を理解しよう!さっきの例文なら
My purse (1)→ was stolen (2)→ by someone (3)→ at a hotel (4)→ in New York. (5)→
(1)私の財布が (2)盗まれた (3)何者かによって (4)ホテルで (5)ニューヨークの
キレイな日本語になっていなくても、頭の中で意味さえわかればそれで充分。
これを「聴順直脳訳」といいます。

【音】って、発音された瞬間に消えてなくなるものでしょ?聴こえてきた順に聴き取らないと、次の瞬間に聴くことができなくなっちゃうんです。in New York が聴こえる頃には、My purse は消えてしまっています。in New York から訳すことがどんなに無意味か!
後ろから訳す【訳読】は『文章』を前提とした考え方なんです。それなのに学生時代のクセで、実際の会話でも頭の中で【訳読】しちゃう人もいるくらいですから。後ろから前に訳している時点で、頭は日本語モード!このクセが抜けない限り、英語を聴き取れるようになりません。
今日から英語は、聴こえてきた順に理解しよう!
まとめ
教科書を読んで訳すことが英語学習だと勘違いしてきました。だから英語を話せないだけです。
英語は聴こえた順に理解しよう!後ろから前に戻って訳さないようにね!
