日本語のアクセントは高い低いのアクセント、英語は強い弱いのアクセント。つづりを間違えるよりもアクセントを間違えるほうが罪が重い？文字よりも音を大事に！「オトナの英語初心者でも話せる！モモスケ英会話」
こんばんは モモスケ英会話のモモスケです。
突然ですが、モモスケの友人が、熊、動物の熊ですが、これを _|￣ と発音するんです。モモスケは、_|￣ と発音する『くま』は、寝不足で目の下にできるものであって、動物の熊は ￣|_ と思っていました。
気になって調べたら、正しいアクセントは_|￣が正解だと判明したんです。NHKもそう発音するそうですが、最近では￣|_ という発音も認められるようになったとか。このようにアクセントは時代とともに移り行くんですね。ということで今回は、英語のアクセントのお話です。ぜひ最後までご覧ください。
この前電車の中の大学生が、『ゼミの課題終わった？』と『ゼミ』を _|￣ と発音していました。ちがうよ！ ￣|_ だよ！と心の中で突っ込みたくなったモモスケですが、最近の大学生の殆どは、『ミ』にアクセントをつけるようです。
しかし面白いことに彼らが『ゼミ』の前に先生の名前をつけ『田中ゼミ』と言う場合は、田中￣|_ と従来の『ゼミ』に戻るんです。決して田中_|￣ とは言いません。
このように単語がもつアクセントはほかの単語と結びつくことで、アクセントの位置が変わるケースがあります。もちろんこれは日本語だけのお話しではありません。英語でも同様に、単体の単語、と何か別の単語と連結した単語とでは、アクセントの位置が変わるケースって意外と多いんです。
例えば、
・light 「光」 は 『i』にアクセントがあります。
・house 「家」 は 『o』にアクセントがあります。
これが合体した言葉に lighthouse 光の家つまり「灯台」 がありますが、この場合のアクセントは、lightの『i』が一番強く、houseの『o』が二番目に強くなります。つまり houseの『o』より、lightの『i』が強いんですね。Lighthouse というアクセントに変わります。
さらにこの lighthouse「灯台」に「守る人」keeperという言葉をくっ付けると「灯台守」という単語になります。
light house keeperという言葉になります。この場合のアクセントはどうなるかというと、
・light の『i』が一番強いアクセント ・keeper の最初の『e』が二番目に強いアクセント
・house の『o』が三番目、・keeper の最後の『e』が四番目に強いアクセント、と変化します。
lighthouse keeper というアクセントですね。
大切なことですが
日本語のアクセントは【高低】高い低いのアクセントなんですけれども、英語のアクセントは【強弱】強い弱いのアクセントなんです。日本語は【高低】のアクセント、英語は【強弱】のアクセントと言われていますので、「田中ゼミ」とは少々例が異なりますが、似たような現象としてご紹介させていただきました。
アクセントが異なると英語は通じないのか？というと、状況次第で通じたり通じなかったりするケースもあるようです。言語学博士の御園先生によれば、
ロスアンゼルス近郊にある「ロングビーチ」(Long Beach)は、Longの『o』にアクセントを置いて発音しないと通じにくい。Longの『o』もBeachの『e』も両方ともアクセント置いて強く Long Beach と発音すると、と地名ではなく単なる「長い海岸」となってしまい通じにくいので注意
と話されていました。
相手に伝わるか伝わらないかという観点から見ると、つづりを間違えることよりもアクセントを間違えるほうがずっと罪が重い。
ということです。ここ大事ですね！繰り返します。伝わるか伝わらないかという観点から見ると、つづりを間違えることよりもアクセントを間違えるほうがずっと罪が重い、ということです。つまりアクセントを間違えるほうが伝わりにくいということですよね。
単語の意味を覚えても使えなくては意味がないのは当たり前です。では『使える』とはどういうことかと言うと、『相手に正しく伝わる』ということです。そのためには文字よりもむしろ【音】が大事、文字よりもむしろ【音】が大事ということですね。ぜひ文字から離れて音で英語を学ぶことをお奨めします。
今回の動画は「日本語のアクセントは【高低】高い低いのアクセント、英語のアクセントは【強弱】強い弱いのアクセント」。そして「相手に伝わるか伝わらないかという観点から見ると、つづりを間違えることよりもアクセントを間違えるほうがずっと罪が重い」、だから「文字よりもむしろ【音】を大事にしよう！」というお話しでした。
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