英語を話すことだけを意識していない?コミュニケーションには2つの能力が必要です。会話は「自分で話す」と「相手の話を聴く」の二つの要素で成り立つんです。「オトナの英語初心者でも話せる!モモスケ英会話」
こんばんは モモスケ英会話のモモスケです。
今回は「コミュニケーションには2つの能力が必要!」をテーマに、「話す練習」と「聴く練習」なら「聴く練習」が先!というお話をしたいと思います。英会話上達に苦労している初心者の方は必見です。ぜひ最後までご覧ください。
以前のモモスケの勤務先に、なんでもコツコツ取り組む優等生タイプの同僚がいました。彼のミスなく仕事をこなす姿勢にモモスケはいつも感心していたんです。そんな彼とモモスケ、そして出張でやってきたアメリカ人スタッフを交えた3人で、ある日ランチをする機会がありました。
「あんなにコツコツ勉強する奴だから、英語もキッチリ確実に話すんだろうな…」そんなことを思っていたら、彼はアメリカ人スタッフに Hi, I am Yamada. と先陣を切って挨拶し始めたんです。彼の挨拶を聞いたモモスケ大ショック!「ネイティブのように慣れた発音でカッコいい!さすがコツコツタイプだ!すごい…」と唖然としたのを覚えています。
彼の流暢な英語を聴き、すっかり戦意喪失のモモスケ。「やはり仕事も英語もコツコツ真面目でないとダメか…」と、自暴自棄になってランチピザを頬張りながら二人の会話に耳を傾けていたんです。そしたら、ん?何かおかしいぞ?と思い始めました。
どうやら先ほどあれほど上手に英語を披露した同僚が、会話の内容を理解できていないようなのです。それに気づいたアメリカ人スタッフも話すスピードをどんどん遅くしてあげているのですが、それでも同僚は相手の言う事を聴き取れていない様子でPardon?やExcuse me? を繰り返しています。
そこでモモスケが「どうした?」と小声で尋ねると、「会話が速くて聴き取れない!」というのです。確かに会話は速いのですが、ランチタイムの会話ですから、「浅草行きたい」とか「天ぷら食べたい」程度の雑談です。100%聴き取れなくても、なんとなく想像でわかるはず。
何とかランチを乗り切り、夜になって近くの焼鳥屋さんでその同僚と英語学習法について話すことになったのですが、それがちょっと興味深い話でした。
彼の英語学習法とは、本屋さんで売っている会話集の「自己紹介」や「一言表現」をひたすら暗記する、何十回も読み込んで、完璧に真似できるまでリピートする学習法だそうです。これって多くの方がやる英語学習法ですよね?よくある方法です。皆さんも海外旅行に行く前に「旅のひとこと英会話」のような本を買ってきて、カタカタ表記の英文を読みながら予習した方も多いはずです。
でも実はこれって大間違い!そんなことをしても英語はなかなか上達しないんです。だって「聴く練習」をしていないから!「聴く練習」をしていないから、当然相手の英語が聴き取れないのです。
「え?聴く練習なんてしたことないよ!」という方は、ちょっと考えてみてください。ここテストに出るくらい大事です。
英会話というのはもちろん会話ですから、「自分で話す」と「相手の話を聴く」の二つの要素で成り立つわけです。「自分で話す」だけなら独り言ですし、「話を聴く」だけならラジオと同じです。一方通行は会話ではありません。「自分で話す」⇒「相手の話を聴く」を繰り返すことで、初めて会話が成立します。だから英会話は「話す」の他にもう一つ「聴く」という重要な能力が求められるわけです。
しかし「話す」と「聴く」の皆さんの関心度はどうでしょう?誰かに英語力を尋ねる場合、「英語話せる?」と聞くことはあっても、「英語聴き取れる?」と尋ねる人はいません。このことからも「英語ができること=英語が話せること」と思い込んでいる日本人がとても多く、英会話とは英語が話せることだと誰もが信じ切っています。
モモスケの同僚も、英会話とは例文を暗記して話すこと、と思い込んでいたはず。しかし先にお話した通り、「話す」は会話に必要な1つの要素に過ぎません。もう一つの要素=聴く、を疎かにしてしまうと、会話は成立しないということになるんです。英会話とは英語が話せることではなく、英会話とは「英語が聴けて話せること」「英語が聴けて話せること」なんです。
会話を成立させるには、「話す」と「聴く」の2つの能力が必要!ここまではご理解いただけたと思います。では「話す」と「聴く」の両方を練習すればよいか?というと、初心者なら絶対に!絶対に「聴く」練習が先です。理由は2つあります。
理由)その1 聴き取れれば会話が成立するから
極論ですが、あなたが殆ど英語を「話す」ことができなくても、100%と言わずとも相手の言っていることが理解できれば、あなたは YES /NO だけでコミュニケーションが取れるんです。Yes/Noに加えて、OK Thank you! Pleaseの5単語を使えば、そこそこの意思表示はできるんです。
しかしその逆に、あなたが相手の言っていることを理解できなかったら、あなたは怖くてYesともNoとも返答ができないはずです。また「旅のひとこと英会話」の例文のカタカナを読んでどんなに相手に伝えても、相手の返答が聴き取れなければ、あなたの質問には何の意味もないということに気づいてください。英会話として成立させるには、話せるより聴き取れるようになるほうが近道!これが1つ目の理由です。
理由)その2 人は聴き取れない音は話せないから
人間は聴き取れない音は話すことはできません。これは日本語でも同じです。相手の言葉を聴き取れなければ、同じ言葉をオウム返しに言い返すことさえできないのです。
アフリカの少数民族の言葉を聴いても、その場でリピートできません。だから話すより先に聴き取れるようになる必要があるんです(この話は改めてまた別の動画でお話ししますね)。以上2つの理由から、初心者の方は「聴く」練習が先と言えるのです。
今回の動画では、初心者は「話す」ことばかりを重視しがちだけど、会話には「話す」と「聴く」の2つの能力が必要なことを忘れないでというお話。そして「話す練習」と「聴く練習」なら、「聴く練習」が先!なぜなら聴き取れれば①YES/NOだけで最低限のコミュニケーションが取れる②聴き取れない音は話せないから、と2つの理由をお話ししました。初心者こそ聴き取る練習をしましょう!
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