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- 英語で日本語を学ぶ
本棚を整理していたら、日本語の解説書のようなハンドブックが出てきました。英語圏の人達が日本語を理解するための解説書のような作りです。
確かアメリカで買ったと思うのですが($14.99と値段が貼ってあります)あまり覚えていません…。
ペラペラと見ていましたが、なかなか面白いので、今回はこの本の中からいくつかの記事をご紹介しますね!
引用元は『phrasebook Japanese』Lonely Planet Offices →http://www.lonelyplanet.com です。
まずはこんな説明。
Japanese pronunciation is not considered difficult for English speakers. Unlike some other Asian languages, it has no tones and most of its sounds are also found in English.
(『phrasebook Japanese』P.11 Lonely Planet Officesより引用)
◎pronunciation 発音 considered 考えられている Unlike 異なる
確かに日本語は平坦な一本調子の発音でtoneは無いし、英語の音に比べれば日本語の音の方が少ないですね。説明はさらに続きます。
Vowels in Japanese can be either short or long. (中略)
It's important to make the distinction between short and long vowels as vowel length can change the meaning of a word, as in these examples: ◆問題-1(モモスケ加筆)
◎vowel 母音 distinction 区別
日本語の母音は長いものも短いものもありますね。母音の長さによって意味が変わるので、長い短いを区別しておくことが大事だと言っています。そして長短によって意味の異なる日本語の例として、二つの日本語が挙げられていました。母音の長さによって、意味が変わる日本語の例です。
さてみなさん、それってどんな日本語だと思いますか?(◆問題-1)
日本語ネイティヴのあなたなら、母音の長さによって意味が変わる日本語なんて、すぐに思いつきますよね?ちなみにモモスケは、この例を見てびっくりしました!そんなこと考えたこともなく、言われてみてはじめて「なるほどね~」と感心した次第です。
答えは…
●彼
カレー
●おじさん
おじいさん
とありました。確かに…。
The vowel u is sometimes not pronounced in Japanese. This so-called 'reduced' vowel most often occurs between k and s and in verb endings like des(です)and mas(ます).
◎occurs起こる
発音されないことがある u の音というのは、公園(コーエン)のようなことでしょうか? 残念ながら具体例が載っていなかったのですが、どんな日本語がこの説明に該当するのでしょうね。何か思いついた方は、是非メールください。
また、この本には、欄外にコラム記事も多数掲載されています。そんな中から一つ
In Japan people normally call each other by their surname and add the suffix ◆問題-2, - avoid using first names unless invited to do so. It's also common to call people by their title instead of their name, like ◆問題-3. You may also notice older people addressing children or young women with the suffix -◆問題-4 as a term of endearment.
◎normally普通は surname姓 add付け加える suffix接尾辞 avoid避ける unless~しない限り common一般的な instead ofの代わりに addressing呼びかけ endearment愛称・親愛語
日本では、人々はお互いを姓に接尾辞の○○をつけて呼ぶと書いています。さてこの○○に入る言葉は何でしょう?(◆問題-2)
これはカンタンでしたね。答えは「さん」です。いきなりファーストネームで呼ぶのは避けましょう!
肩書きで呼ぶのも一般的だと書いてあります。たとえば…(◆問題-3)これもカンタン!答えは肩書きなら何でもOKですが、本書では「社長」「先生」を例として紹介しています。
年上の人が子供や若い女性を、接尾辞○○をつけて呼ぶとも書いています。(◆問題-4)これは何でしょう?
答えは「ちゃん」です。
いかがですか?アメリカ人が読む日本語の解説書『phrasebook Japanese』からいくつか引用させて頂きご紹介してみました。
この本、本当に面白いです!この後もお金や交通、買い物、出会い、異性を口説く(!)、自炊など、多岐にわたって日本語表現を紹介しています。
中にはこんな表現も…
You're a pain in the neck! → uzai (ウザイ)
いきなり日本語で欧米人に「ウザイ」と言われたら相当落ち込みそうですが、こんな今風の言葉もキチンと解説している本書、素敵すぎます。
今度また続きをご紹介しますね♪