英会話上達のコツ

2006/12/06
英語を覚えるコツ

愛犬と散歩中、ふと見ると居酒屋の店先に、『忘年会スペシャル ずわい蟹食べ放題!!』のポスター。へえ!カニの食べ放題もいいなぁ…などとカニに想いをはせていたところ、頭の中で

 

「とーれとれ ぴーちぴち かに料理~」

 

と、あの有名なテレビCMの歌が流れ始めました。なんて単純なモモスケ。最近あまりテレビを観ないのですが、このCMソング、最近放送してないんじゃないでしょうか?随分前のCMのような気がします。にもかかわらず、こうして鮮明に記憶に残っているというのは、さすがテレビCMの威力ですね。

 

 

もちろん皆さんもこのCMソングご存知ですよね?きっと覚えているはずです。でもいかがでしょう?このCMの映像って覚えています?モモスケ全く記憶にないんです。もちろん美味しそうなカニが映っているんだろうと想像はできますが、音楽のように鮮明に記憶に残っていません。

 

このように【音】は長い間記憶に留まりますが、【映像】はあまり記憶に残らないものなんですね。

 

昔のヒット曲もそうでしょ?「3年目の浮気」は今でも歌えますが、歌っていたヒロシ&キーボーの顔は全く覚えていません。で、何を言いたいのかというと、本日のテーマは

 

「覚えたいことは【音】にして【耳】からインプットすれば良い!」

 

ということなんです。



 

 

 

英単語も正しい発音も、記憶に留めておきたいと思うなら【映像】ではなく【音】にして覚える方が、はるかに効果的です。正しい発音で読まれている【英語音声】を、何度も何度もCMのように繰り返し繰り返し【耳】からインプットすることで、あなたも英単語や発音をどんどん記憶することができるはずです。

 

「でもカニのCMは日本語だから記憶に残るけど、英単語や発音は普段聞き慣れない音なので、記憶には残らないのではないでしょうか?」と反論が来そうです。

 

ではこんなのはいかがでしょう?モモスケが小さい頃に聞いたことのあるテレビCMです。

 

「ルシンペ ルソラパ トーレコチョ!」

 

たぶん不二家のペンシルチョコレートのCMだと思うのですが、ペンシルを逆から読んだカタカナ語は、英単語並みに聞き慣れない【音】です。でも未だにモモスケの記憶の中に居座り続けています。

 

Buon giorno, Mia Madre.「ボンジョルノ ミア マドレ」

 

「母をたずねて三千里」のエンディングテーマで覚えたこの言葉は、モモスケが最初に覚えたイタリア語です。(笑)調べてみたら「母をたずねて三千里」はナント1976年!!今から30年以上前のアニメです。それを未だに記憶しているのです。(あなたも覚えてます?)

 

ね?【音】って記憶に残るものでしょ!もちろん歌になっていなくても、何度か【耳】で繰り返し聞くうちに覚えてしまう【音】もたくさんあります。

 

『ういやつじゃ 近う寄れ』

 

お馴染みの悪代官の決めセリフです。江戸時代にこんな言葉が本当にあったのかどうかは知りませんが、少なくとも「ウイヤツ」「チコウ」なんて言葉は学校では教えてくれませんので、これは紛れもなくテレビからの【音】を聴き取って記憶した言葉です。

 

いかがでしょうか?

 

「覚えたいことは【音】にして【耳】からインプットすれば良い!」みなさんも是非お試し下さい。これこそがリスニングによる語学習得の秘訣なのです。

 

 

もちろん英会話上達研究会の英語教材もこの考えで作ってありますので、ぜひお試し下さいね。本当に驚くほど覚えていきますよ!

 

そもそも

 

・聴くことができないと読むこともできません。

・読むことができないと記憶することもできません。

 

もう一度言いますね。

 

【音】を聴かないと【読む】ことができないし、【読む】ことができないと【記憶】することもできません。だから【音】を聴くことは、【記憶】の第一歩なんです。

 

試してみます?

 

Wegen des schlechten Wetter bleibe ich zu Hause.

 

これ覚えられますか?

 

…このドイツ語、少なくともモモスケには読めません。【音】を聴いたことがないので真似して読むこともできません。

 

【読む】ことができないので、【記憶】するのも至難のワザです。例え強引に【音】を聴かずに【記憶】するにしても、ウィゲン デ シュレクテン ウェザー…?? と、自分で勝手に【音】を当てはめて【読む】ことで【記憶】します。例え自己流でも【読む】という行為なくして【記憶】することは困難なのです。

 

【記憶】するには →【読める】こと。それには →【聴く】こと

 

ならば

 

【聴】けば → 【読める】ようになり → 【記憶】できる

 

ということです。みなさんも是非お試し下さい。

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