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- 英語を話すことの最大の敵
先日のこと。時々仕事を手伝ってくれるアメリカ人が近所に住んでいるのですが、彼からとある映画のDVDを貸して欲しい!と電話がありました。
待ち合わせの場所は駅前のセブンイレブン。(笑)彼はコーヒーが飲めないので、喫茶店は大嫌い。それよりもコンビニの前にドカッっと座わり、コークを飲むほうが好きなのです。身長が 190近い大きな黒人の彼。洋服の好みもヒップホップ系の、ダブダブが大好き。そんな彼がコーク片手にコンビニ前で座り込めば、否応なしに目立ちます。そこだけニューヨークです。
モモスケ達はそこで、他愛もない話をしていたのですが、道行く殆どの人がこちらをチラッと見ていきます。
会社帰りのサラリーマンも「チラッ」
スーパーの袋をもった主婦も「チラッ」
女子高生も「チラッ」
モモスケ、今でこそ人の目があっても、ある程度気にせず英語で話す度胸はつきましたが、数年前までは、この「チラッ」がものすごく苦手でした。
電車の中で知り合いの外国人に声をかけられた時なんぞ、顔は耳まで真っ赤、蚊の鳴くようなちいさな声で…やっとの思いで絞り出した声もうわずり震え、電車内の周りの乗客の耳が「ダンボ」になっている幻想にとらわれ、ひと駅たった2分の時間が、永遠のときに感じる始末…。まさにさらし者感覚!とにかく早々に別れを告げ、目的地でもないのに電車から降りたこともありました。
英語を話すことの最大の敵は周囲の目だ!
新聞を読んでいるオジサンの耳が、コッチに向いている気がしてならない!あの大学生は時計を見るふりをして、こちらを伺っている?さっきまで話し込んでいたオバサマ達が、急に話をやめこっちを見ている?被害妄想の塊のようかもしれませんが、数年前はそんな恐怖と戦ってました。同じような恐怖を感じている方もいるかもしれません。
<アンケート>あなたは英語を話す時、周囲の目が気になりますか?
◆周囲の目がコワイ…
◆周囲は気にならない
◆以前は気になったが克服した (アンケートは締切ました)
どうして周囲の目がコワイのでしょう?もちろん自分の英語力に自信がないことが原因なのですが、おそらく英語を学問として意識しすぎていることが理由かもしれません。
・単語を間違えた!
・三単現のsを付け忘れた!
・相手の言葉を理解できなかった!
英語=学問、だからそんなミスをすることは自分の知性を疑われてしまう。電車の中で「ひちし にじゅうろく」と九九を間違えるのと同じ恐怖なのかもしれません。
間違えた時の恥ずかしさを思うと無性に怖い
きっとそんな観念に縛られてしまっているのかもしれません。
でも私たちは日本語ネイティヴのはずなのに、往々にして日本語を間違えます。「食べれない」に代表される「ら」抜きことばなんて、三単現のSを忘れるのと同じくらいのミスかもしれません。「全然きれい」なんかは、文法自体が崩壊している例かもしれません。正しい日本語かどうかは別としても、それでも日本語として使われているのが現状。ならば英語ネイティヴでない私たちが文法をちょっと間違えた程度で、失敗を気にする必要など全くないはずです。
以前のメルマガでも書きましたが、間違えを恥じるよりも、間違いを恐れるあまりコミュニケーションを取らないことの方が、はるかに恥ずかしいことだとモモスケは思うのです。
みなさんは如何でしょう?それでもやはり間違える恐怖を感じることは多いですか?