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- 英語の勘違い
最近一大ブームになってるレッサーパンダ。
見たいみたいと思いながら見に行く時間のないモモスケですが、風太を見てある事を思い出してしまいました。
英語ままならぬ初海外、某大学キャンパスを観光で訪れたのですが、そこで野生のラクーン(あらいぐま)に遭遇。愛らしいその姿は、懐かしのアニメ「あらいぐまラスカル」そのまま!
「ラスカル!ラスカル!」
と叫びながら写真を撮っていると、通りすがりの学生たちが、何やら一様に訝しげな表情をしています。
なんだろう?どうしたんだろう?
撮影禁止なのかな・・・そんな疑問を抱えながらホテルに戻ったモモスケ、ふと辞書をめくってビックリ!ナント!
Rascal=ならずもの、ゴロツキ
とあるではありませんか・・・!
モモスケは「このならずもの!このゴロツキ!」と叫びながらラクーンを追い回していたわけです。いきなり東洋の闖入者に罵倒され、先方はさぞかしご立腹だったことでしょう。噛みつかれなかったのを感謝するばかりです。
※あらいぐまとレッサーパンダは違う生き物です。
ということで今回は「勘違い英語」についてお話したいと思います。
■ 今、何時ですか?
日本では文化の違いからか、見知らぬ人に「今、何時ですか?」と訊かれることは少ないですが、海外ではしょちゅうあります。ところがここに意外な落とし穴が…
・ Do you have time?
・ Do you have the time?
この2つの文、どう意味が違うか皆さんおわかりでしょうか?
・ Do you have the time? は「今何時かわかりますか?」という意味なのですが、
・ Do you have time?は「今、お時間ありますか?」という意味なのです。
でも最初は【the】が聴き取れないので、時間を訊かれてるのに「わっ!きっと何かの勧誘だ!」と思って逃げ出したり、逆に見知らぬ人に「今、お時間ありますか?」と訊かれているのに、時間を訊かれたのだと頷いてしまい、ずっとしつこく話しかけられる…なんてことになりがちです。日本人はあまり冠詞に注意を払いませんが、実はこんなところで大きく意味が変わるケースもあるんですね~。
■ でかけるの?
モモスケが北米のとある町に短期滞在していた時のこと、日本から女友達が観光がてら遊びに来ていました。ある日のこと、ダウンタウンに食事に行こうとアパートを出ると、ばったりネイティブの友人に出会いました。一通りお互いを紹介し合い、これから食事に行くのだと伝えると、ネイティブの友人はモモスケにこう訊きました。
Are you guys going out?
だから、食事に行くって言ってるじゃん!なんで「でかけるの?でかけるの?」ってしつこく同じ質問を繰り返すのだろう?不思議に思いながらモモスケはこう答えました。
Yes, only today.(うん。今日だけね)
その女友達は他の州にも遊びに行く予定があり、この町で出かけるチャンスはその日しかなかったので、モモスケはそのように答えたのです。ところがそれを聞いた途端、友人は急に表情を変え、無理やり作ったような笑顔で「楽しんでね」と言い、去っていきました。
Going out には「でかける」だけでなく「つきあっている」という意味もあるのだと知ったのは数日後、「モモスケはプレイボーイだ」という噂が広まり始めてからでした。そうです!彼はあの時「あなたたち、でかけるの?」と訊いていたのではなく「あなたたちはつきあってるの?(恋人なの?)」と訊いていたのです。
友人 : 君たち、つきあってるの?
モモスケ: ああ、今日だけな!
斜め45度で虚空を睨みながら言いたくなるような、ハードボイルドなセリフではありますが、こんなドンファンみたいな事を言ってれば「モモスケ、プレイボーイ説」が広まるのも無理はありません。その後モモスケは友人たちに片っ端から電話をかけ、必死で誤解を解いたのは言うまでもありません…。
「英会話の恥はかきすてでいい!」と声だかに主張して止まないモモスケですが、中にはこのようにあらぬ誤解を生んでしまう「勘違い」もあります。皆さんもお気をつけくださいね。
次回も引き続き「勘違い英語」についてお話しちゃいます。