英語を話す100のヒント

2012/11/20
リスニングのコツ【1】弱形発音
英会話上達研究会

英語の内容語は強く明瞭に発音

英語特有の強弱リズムにおいて、「強」の部分をつかさどる下線部分の「内容語」間はほぼ等間隔で発音される特徴があります。すなわち、概ねa = b = cのような発話所要時間となります。

 

 

 

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メトロノームでリズムを刻むようにa = b = cとなる発話傾向が保たれるためには、「内容語」は強く明瞭に発音される一方で、「機能語」であるa、for、itは弱く、かつ、高速に発音されなくてはなりません。この時の発音様式を「機能語の弱形発音」と言います。

 

 

 

英語の機能語は弱く高速に発音

機能語とは誰もが当然のように知っている語であり、それ故にこれらの音声記号をわざわざ辞書で確認することはこれまでほとんどなかったのではないでしょうか。

 

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英語リスニングの観点から言えば、目で見れば誰もが知っている機能語がむしろ聴き取りを困難にしているのです。これは、英語という言語の「心臓の鼓動」とも言える強弱リズムを維持するために、機能語が極めて弱く高速に発音されてしまうからに他なりません。


機能語においては、「弱形発音」こそ通常の「標準発音形式」であるという点を十分に認識され、従来抱いて来たこれらに対する音声イメージを今後少しずつ補正して行くように心掛けたいものです。

次は「リスニングのコツ【2】同化・脱落・添加」

英会話上達研究会
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