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- 英字新聞を読む【18】バンクーバー五輪
I had affairs. ってどんな意味?
Vancouver Olympicsが閉幕。そして、聖火(Olympic flame)が少しずつ消えて行き(fade away)、一国を代表する選手たちのプレッシャー(weight of a nation)から解き放たれた様子は、いつ見ても印象的なものです。
そこで今回は、私たちの記憶に鮮やかに残るあのskating queensを伝えた英語表現を、いつものようにThe Japan Timesから少しご紹介しましょう。
何と言っても、女子フィギュアスケートのキム選手は圧巻でした。
さてここで問題です。
◆問題◆
空所には動詞が入ります。みなさんなら何を入れますか?
South Korean ( ) title with record point total.
新聞の見出しではよく現在形が使われます。ここでのtitleとはthe gold medalの意味ですね。
ハイその通りです。gets, takes, wins, earnsなどはどれも正解です。
でもこの場合、capturesを見出しでよく使っているようですね。captureは「力でもぎ取る」といったようなイメージだと思います。ちょっと変わったこんな動詞も使えるようです。カナダのロシェット選手は、悲報を乗り越えての銅メダルでした。そのcourage「勇気」を讃える見出しですね。
● Rochette’s courage nets bronze medal.
それにしてもnetを使うという発想はなかなか出てきませんよね。網を巧みに操って魚をみごとに捕らえるようなイメージなんでしょうね。Longmanの辞書には、to succeed in getting something, especially by using your skillとあります。
これに対して、浅田選手はやや悔いの残るパフォーマンスだったでしょうか。細かいところでshaky「不安定な」要素が影響したようです。
● Shaky Mao settles for silver.
settleは「甘んじて受け入れる」という感じ。決して現状に満足しているわけではないという想いがよく伝わってきます。「もう別にこれでいいや」なんて言っている人に、こんな励ましの言葉もあるかもしれません。
“Keep looking, and don’t settle.”
英語は日本語ほど視覚効果に訴えないような印象があります。しかし、新聞の見出しにある英語とは、このようにイメージがすぐさま読者の目に鮮やかに浮かび、それでいて斬れる英語表現が使われるものです。
ところで、最後にスポーツ関連で言えば、タイガー・ウッズ選手が久しぶりに姿を見せましたね。そして、こんなことを言っていました。
“I had affairs. I cheated.”
have affairsもcheat (on my wife/husband) も「浮気する、不倫する」といった意味です。まあ、みなさんには「使う必要がない表現」でしょうが。
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