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- 英字新聞を読む【10】GMの破綻-1
英字新聞はタイムリーな英語教材!
今回もいつものようにThe Japan Timesから使える英語表現をご紹介しましょう。
End of a blue collar dynasty (Monday, June 1, 2009, p.11 Detroit AFP-JIJI)
Never say never. Certainly an era has ended. We’re in uncharted waters.
何があっても不思議じゃない。確かなのは、一つの時代が終わりを告げたこと。先が見えないんだ。
世界No.1の自動車メーカーとして77年間君臨してきたGM。その王座は昨年トヨタに奪われ、あげくの果てが今回の破綻(bankruptcy)。
What’s good for General Motors is good for America.とは、GM華やかかりし頃のCEOの発言。アメリカのGDPの約10%をGM関連が占め、「GMがアメリカの命運を担っている」と言わんばかりの言葉が時の最高経営責任者から聞かれる時代があったことは確か。それにしても、まさかあのGMがこんな結末を迎えるとは。Never say never.
かつて、工場の従業員(blue-collar workers)は、真面目に働きさえすれば見返りとして雇用の確保(job security)と高給(good pay)が約束され、中流階級(middle class)へのチケットをいとも簡単に手にしました。しかも、その特権は子供たちに代々そのまま受け継がれる一種の遺産(inheritance)のようなもの。
見出しのdynasty「王朝」は、こうした利権の世襲を一語で表現しています。また、uncharted watersとは「海図のない水域」のこと。dynasty崩壊後、もはや彼らに行き先はないのです。
後編に続く
- 英会話上達研究会
- 様々な英会話教材、英会話スクール、書籍・参考書。どの学習法が効果的でどの方法が遠回りなのか、もはや個人の英語学習者には判断ができないほどの学習法が氾濫しています。これを私たちの主要構成メンバーである大学教授・ネイティヴ米講師陣が中心となり、本当に価値のある効果的な学習法のみを見極め、" 真面目な努力家" であるにも関わらず、勉強の方向性を間違えたがために今まで英語で苦労してきた英語学習者の方に、正しい英会話の上達方法の情報提供を行なっています。