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- 英文法-前置詞
まったりと日本語の話題から。
先週のこと。友人がこんなことを言ってました。
「ウチのカミさん、時々方言がポロッと出るんだけど、それが大笑い!この前ボクに『早く食べれ!』何て言うんだよ。それを言うなら『早く食べろ』でしょ?て聞いたら、新潟では命令形は「れ」を使うって言うんだ。他にも『寝れ!』『見れ!』と言うんだって。おかしいよね~。」
とのこと。へー!はじめて知りました。新潟の方、本当ですか?教えて下さいっ! さらに彼は続けます。
「命令形は『食べろ!』『寝ろ!』『見ろ!』って最後が『ろ(お)』で終わらないとおかしいよね~。」
なるほど!そんなこと考えたこともなかった!また一つ勉強になりました!…と思っていたら、一つの疑問が浮かびました。
他の言葉、例えば「やれ!」「走れ!」「行け!」なんかは、標準語でも「れ(え)」で終わるじゃん!ということは、命令形には「ろ(お)」で終わる言葉と、「れ(え)」で終わる言葉があるってこと。ならば、その言葉によって「ろ(お)」と「れ(え)」を使い分ける標準語よりも、全ての命令形に「れ(え)」を使う新潟弁のほうが、理にかなってない?
なんて思ったわけです。日本語って、どういう法則があるんでしょうか?ん…?なんだか英語のメルマガじゃない話題なので、強引に英語の話題に戻しますね。
日本語ももちろんそうですが、英語にもそういう法則性みたいなものがあれば、スッと理解は出来るんですが、なかなか慣れないと覚えきれないものも中にはあります。それが「前置詞」です。(すごい強引な話題の戻し方です…)
ある方から、前置詞がよく分からないと相談されたのですが、そんなもの日本語ネイティヴにはよく分からなくて当然です。モモスケだって大の苦手です。この方、場所を表すときに使う前置詞が様々で難しい、とのこと。例えば
I live in New York.
この方、「~に」住んでいると言う場合は、in を使うんだよ!と教えられた一方で、
I live at my parent's house.
と、すぐに使い方を裏切られ、相当お悩みのご様子。inなの?atなの?どっち?と悩むのも無理もありません。そうしたら
「in」は比較的広範囲を指す場合に使って、「in」の中の具体的な場所をピンポイントで指す場合は「at」を使うんだよ。
と教えられたそうです。もちろん正解です。「そうか!それなら分かった!」なんて喜んでいたら、
I live in an apartment.
と言う表現を見つけ、あれっ?ピンポイントはatじゃないの?アパートって比較的広範囲??と、ますます深みにはまったそうです。極めつけに
I live on 27th Street.
と、onまで登場し、トドメを刺されたようです。確かに難しいです。一体どうやって覚えりゃいいのか悩ましいところです。この機会に簡単に整理しておきましょうね。
●広範囲の場合は「in」 in Japan in Yokohama
●ピンポイントは「at」 at my house at the station
●狭くても枠や箱の中は「in」 in an apartment in the garden
●~に接している場合は「on」 on Setagaya Street
という感じです。大まかなルールだけ、まずは覚えておきましょう。大まかなルールを覚えたら、あとは感覚を身につけて行くだけです。こんな場合は「in」、こんな場合は「at」って。一つだけ注意することは「前置詞 + 場所」の組み合わせは絶対ではないということです。
例えば海外旅行から帰ってきたときは
I arrived at the airport.
と「at」を使って、ピンポイントの場所=空港を言い表しますが、
Now I'm in the airport.
自分は空港の中にいるよ。(空港の外ではなく空港ビル内のどこかにいる場合など)と、その時によって前置詞が変わる場合もあります。同じ空港でも、飛行機が点から点を結んでいることに着目すれば、ピンポイントにもなるし、ビルとして捉えれば箱の中と言う場合もあります。このあたりに注意して、どっちかな~と色んな例を見ながら考えてみるのが理解の早道だと思います。
でもそれほど神経質にならないで下さいね。そんなもの多少違ったって、日常会話には何の支障もありませんから。